2006年06月19日

お父さん…

昨日は父の日でしたね。

父の日の贈り物、今回はおかきにしました♪

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これって結構有名らしいですぅ。。あぁ〜自分が食べたいわぁ〜



今でこそ、両親とは気兼ねなく話したり、素直に仲良くしている私ですが
そんなのはここ数年のことでして、それ以前は
私は親とはほとんど口をきかない、とても親不孝な子供でした。
何を言われても、「うん」と「ううん」でしか答えず、親を悲しませたものです。
そんな自分が、嫌で嫌でたまりませんでした。
本当はもっといい子供になりたいのに、でもどうすることもできず、
物心ついたころから、ずっと自分の殻に閉じこもっていた私。

自分が1年間に親と話す言葉は、
普通の家庭の一日の会話量にも満たないんじゃないか…
そう思うと、なんともいえない恐怖感と罪悪感、そして
自分がこんなせいで親はきっと不幸に違いないという思いが溢れ出し、
夜中に布団のなかで、一人シクシク泣いていたものです。

そんな私も、家を離れ一人暮らしをし、社会人として勤めはじめ、
そして夫に出会い、入籍し、いろんなことを経験する中で、
いつしか自然と、親とも普通に接することができるようになっていきました。



そんな頃です。
父が、突然倒れました。
もともと糖尿病を患っていましたが、心筋梗塞でした。

当時私は、夫と入籍したばかりで、
まだ6畳一間の安アパートに同棲状態のまま暮らしていました。

夕方、姉から私の携帯に電話がかかってきたのです。
今でこそ、毎日のようにメールのやりとりをしている私たちですが、
その頃は姉と直接連絡をとるなんてことは全くしたことがなく、
姉から携帯に電話をもらったのは、このときが初めてでした。

携帯片手に、あれぇ〜、どうしたのぉ?って言ったらば、
聞こえてきたのは姉からの思いも寄らぬ言葉。

「お父さんが、倒れちゃった…
胸をおさえたまま、ものすごい汗で… 救急車で運ばれて…どうしよう…」

姉の泣きそうな声と、突然の知らせに、
私はなんて言ったらいいのかわからなくなりました。
とにかく今すぐ病院に向かうから!と電話を切り、
私は夫とともに、父の運ばれた病院先へと急いだのです。


お父さんが救急車で運ばれた… という恐怖めいた不安の広がる一方で、
私はなんだか実感がわかないような、妙な気持ちでした。
とにかく、一刻も早く、病院に行かなければ…


焦る思いで病院に到着すると、救急ロビーの入り口に母の姿がありました。
ガラス張りの自動ドアの向こうから私を見つけた母は、
この緊急事態にはまるでそぐわない、満面の笑みを浮かべて
「ここ!ここ!」とでも言うかのように大きく手招きをして私たちを迎えたのです。
母の予想外に明るい素振りに、「父は絶対大丈夫だ!」という、
なにやら直感めいた安心感のようなものを私は感じました。

lobby.JPG


ロビーに入るや否や、「びっくりしたわよぉぉ〜〜っ!!」 と告げる母。
実はこの日、姉の旦那さまとなるお方が、
結婚の申し入れのため父に挨拶にきていたのです。
父は姉の旦那さんと話している最中に、突然胸をおさえて倒れたらしい。
これはさぞかし、本当にびっくりしたことだろう…

でも普段だったら本来、この時間、家には父しかいなかったのです。
姉は仕事、母はダンス。兄は例えいたとしてもほとんど自分の部屋のなか。
たまたま、本当にたまたま!姉の旦那さまの来訪のために、
母も姉も父のそばにいたのです。

本当だったら、父は誰もいない部屋で、ひとりで倒れていたのかもしれない… 
不幸中の幸いなんて言葉では、言い足りないくらいの心境です。
父の異常を知らせるために、いろんな偶然が結集していた…
そんなふうに思えてなりません。


これは私たち家族にとって、突然の非常事態でした。
大量の汗を流し、もがき苦しむ父の姿に、母と姉は相当動揺したことでしょう。
もし私がその場にいたら、どうしただろうか? 想像もつきません…
そんななか、姉の旦那さんが冷静沈着にも
一人 家の外へでて、救急車の誘導をしてくれていたそうです。
それなのに、母も姉もそんなこととは露知らず
姿の見えない旦那さんのことを、トイレに入っているのだと思っていたらしい。
ずいぶん長いトイレだなぁって。ハハハ…




私たちが病院へ着くとその数分後に、姉夫妻も病院に到着。
そして待つこと数時間。
幸い、心臓の緊急カテーテルによる治療は無事に終わったらしく、
医師から心筋梗塞の病状と処置等の説明を受けました。


ICU(集中治療室)のベッドで、
鼻に管を通され、横になっている父がいます。
私たちは父のベッドを取り囲むように、ぐるりと立ち並びました。

bed.JPG

ベッドに寝そべりながら、うつろな目で父が私たちを見つめています。
ふと、「あれ…、みこちゃんもいるの?」と力なく父がいいました。
倒れたときにはいなかった私がそばにいたもんで、父は驚いたようです。

「当たり前でしょ!ホントに心配したんだから…!」という私の言葉に、
「やっとこれから親孝行できそうなんだからっ!!」と続ける姉。
そして姉の旦那さんは、
「幸せにしますから!」と、姉との結婚を改めて父に伝えていました。




数日後、ICUから一般病棟へと病室が移動。
痛々しい鼻の管が取り外され、
父はだいぶ元気を取り戻したように見えました。
もちろん、当分の間は入院生活です。

そんななか、私たちとのささやかな面会時間は、
父にとって、とてつもない楽しみとなっていたのだと思います。

面会の帰り際、私たちは病室の廊下で立ち止まって振り返り、
入り口から見える父の姿に手を振りました。
父が笑顔でそれに応えます。
ニコニコしながら、ず〜っとず〜っと手を振り続ける父…
あんなにうれしそうな父の顔は、それまで見たことがありませんでした。
まるで赤ちゃんのように、天心無垢なその笑みは、今でも忘れられません。



smile.JPG




私も姉も、今までたくさん、たくさん、親不孝をしてきました。
父が助かってくれたこと。まだ親孝行のチャンスを私たちに残してくれたこと。
このときの感謝の思い、かけがえのない存在なんだという実感。
いつまでも、ずっと、忘れずにいたい…そう思います。




posted by みこねこ at 00:16| Comment(10) | TrackBack(2) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
数年前、母が蜘蛛膜下出血で倒れました。
それまでの生活身の回りを全てを母に依存していた父は、
少々自立神経失調気味でしたが、これを機会に全て自分で出来るようになり、毎日病院へ看病に通い、今ではお陰様で両親共々元気で老後を過ごしています。
今思えば、この出来事は、父を立ち直らせる為に、母がわざと倒れたのではないか? と思えるくらい、全てを良い方向へと向かわせてくれました。
そんな父は、看病に専念する為、45年も続けた教員生活をあっさりと切り上げ、財産を全て治療に回しました。 母が元気になった今では、「もう俺の役目は終わった」等と弱気な発言をしていますが、そんな父を僕は世界で一番尊敬しています。
そんな父にありがとうを言いたい。
でも…
母の日に続いて、父の日に連絡するのを忘れてしまいました。
反省^_^; 
 
Posted by tak at 2006年06月19日 21:14
みこねこさん、こんばんは〜☆
父の日に、おかきを贈ったのですか。今頃、きっと!噛みしめて味わってますよ〜。^^
お母さまと二人で、みこねこさんのことを話しながら・・・
隣にぶーちゃんがいて… 幸せなひと時を過ごされているんだろうなぁ。

そうなんですかぁ、みこねこさんにもそういう時期があったなんて…
でも若い頃は、少なからずも親とぶつかったりしますもん。^^
どんなにぶつかってみても、親子は親子ですからね。
心配するから、口うるさくなったり怒ったりするんでしょうけど…
その心の奥を知るのは、親子でも難しいのかもしれないな…

それよりも、お父さまが大事に至らなくて本当に良かったです!!
お父さまの異常を知らせるために、いろんな偶然が結集していたんだわ。
誰も傍にいなかったら、大変な事になっていましたものねっ。
神さまがそうされたかのような、家族の大切な時間と出来事だったように感じました。
「災い転じて福となす」のことばがピッタリの出来事だわ〜〜。
ハッピーエンドで良かったぁ!(^−^)
ベッドの横で「幸せにしますから!」と結婚を伝えられたなんて、
あぁ〜、いいお話だわ〜ん♪
Posted by 月うさぎ at 2006年06月19日 22:48
takさん、こんにちは!
お母様のご無事、本当に何よりでした。
そして、本当に素敵なお父様ですね… 
すべてをなげうってお母様の看病に専念する姿。
今までお母様になんでも任せっきりだったお父様のそんなお姿に
takさんもきっと強く胸を打たれたことと思います。
バリバリ働く姿よりも何よりも、父として夫としての愛を感じますよね!
世界で一番尊敬している!と自信をもってそう言えるtakさんが
本当にとてもうらやましいです。
takさんのご家族の強い絆が、私にもしっかり伝わってきました。
お母様が倒れたという出来事は、より一層家族の絆を強めたと思います。
私にとっても、父のこの出来事は、家族のあり方を考え直す大きなきっかけとなりました。
家族として、もう一度やり直すチャンスを与えてもらった、
そんな思いでいっぱいです。

お母様にもお父様にも、いつまでも元気でいてもらいたいですね…
父の日に連絡し忘れても大丈夫ですよ〜
takさんの感謝の思いは、何も言わなくてもきっと届いているはず…!
でも、ちょっと声でも聞かせてあげたら、きっと喜ぶと思うな〜、うふふ♪
Posted by みこねこ at 2006年06月20日 14:34
月うさぎさん、こんにちは!
コメントどうもありがとう。
月うさぎさんのお父様のこと、以前コメントにあるのを読んで知っていたので
実は、この記事を書くのは少し複雑な思いもしていました。
月うさぎさんに温かな言葉をもらえて、ホッとしている私です…

私は本当に親不孝な子だったので、今こうして親と小まめに連絡をとったり、
いろいろ気をまわしたりしているのは、
親孝行というよりも、そんな昔の自分を償う気持ちのほうが強いんですよね。
親の一大事、今度また いつ訪れるかわかりません。
いつそのときがきても自分が後悔しないために、
今一生懸命、親孝行を試みてる、といったところです…

父は糖尿病を抱え、健康体とはとても言えませんが
でもそれでも、日々を元気に過ごしてくれています。
本当にありがたいことです…
ひとつだけ言わせてもらえれば、病室で見せてくれたようなあの笑顔を、
家でももっともっと、いっぱい見せてくれるといいんですけどねぇ〜
Posted by みこねこ at 2006年06月20日 15:35
父の日。母に日の時も書いたと思うけど、女の子ですねえ。男はそう云う事にはブキッチョなのです。おかき一つを送るだけで心が通じ合うって事は分かっているんですけどね。
それにしても、みこねこさんっちのドラ母さんって、すっごい方ですねぇ。自分のご主人が倒れたって時に病院の入り口で満面の笑みで娘を迎える、なんて中々出来ない事ですよ。みこねこさんがその時点でお父さんの無事を確信された、ってことは、お母さんの狙いが見事にみこねこさんに伝わったんですよね。もしかしたら、ものすご〜くつらい演技だったかも。
ひとつ、質問があります。埼玉の幸手で買って帰った純米酒・天美緑はお父さんと一緒に飲んだんですか……。あの時はあれを読んで、当然お父さんと一杯やったのかと思ってました。でも糖尿病と聞いて、もしかしたらお父さんの口には入らなかったのかな?って、つまらない心配をしちゃったんです。私があなたのお父さんだったら、娘の買ってきてくれたお酒なら、医者に止められていても飲んじゃうだろうな。
Posted by yasso.k at 2006年06月21日 06:30
yasso.kさん、こんにちは!
そうなんですよぉ〜、ホント、うちのドラ母はすごいです!
面会時に見た父の笑顔も忘れられませんが、
救急ロビーで見た母のあの笑顔も忘れられません(笑)
母は強し、ってことなんでしょうかねぇ。
母の大らかさは、本当に見習いたいと常々そう思っています。
母はとても前向きで明るい人です。そんな母から生まれたとは思えぬほど、
私はとってもネガティブで神経質なたち。まぁ、父に似たわけですね。
私と姉は父似。兄はものすごい母似です…

幸手の純米酒はもちろん父と飲みましたよ〜
父は自分でインシュリンを打つほどの重度な糖尿病ですが、
お酒を断っているわけではありません。
というか、ほとんど毎日摂取してますよ。缶ビール1本弱とかそんな程度ですが。
食事もバランス良くきちんととってるし…。
もちろん、食べすぎ飲みすぎは厳禁!
これは、母の管理があってこそのメニューです。
でも私が帰国すると、やっぱり飲む量は増えるみたいですね。
Posted by みこねこ at 2006年06月21日 15:25
みこねこさん、こんばんは。
また遊びに来ちゃったょ〜。^^ お元気でしょうか?
今日は、こちらは梅雨の中休みでした。
お天気が良かったので、仕事帰りに江ノ島の浜辺まで
ちょっとばかり行ってみました。
ちょうど、海の家を建ててる最中でしたよ。また賑やかになります。

今ね、みこねこさんのBlogをずーっと前のから
また読んでました。楽しいよねぇ〜♪
やっぱり!絵で表現するの上手いですよー!!
写真のコニクちゃんたちをナデナデしてから帰りまーす♪
お体大切にしてくださいね。
Posted by 月うさぎ at 2006年06月27日 23:38
月うさぎさん、こんにちは!!
また遊びにきてくれて、本当にありがとう!
温かなコメントに、うれしくて涙がこぼれそうですぅ〜
昨日は久々のお天気だったのですね!ちなみに香港は今日は雨ですぅ〜ゴロゴロ雷つき〜
海の家を建ててる最中でしたかっ!
うわ〜っなんかその言葉に夏をグググゥ〜〜っと感じました!
浜辺にいつでもぷらりと寄れる月うさぎさんがうらやましいな〜

ブログ、やっと更新できました!
コニクの検疫準備、血清検査が終了してとりあえず一段落のはずだったのですが、
今まで行ってきた処置に心配な点や確認しておきたいことが
わらわらと出てきちゃって。
処置を受ける段階で確認作業は怠らないようにしていたつもりなのですが、
振り返ってみると、まだまだ甘かったな〜と…
昨日一昨日と、ホント心配で眠れぬ夜でしたぁ。。
でも今日ブログを更新したことで、だいぶ落ち着いてきましたよ♪
これからは、自分たち(人間)の今後も心配していかねばな〜

過去ログ、読み返してくれてありがとう!!うれしいっ!!
コニクも月うさぎさんにナデナデしてもらえて、
ブヒブヒ鼻を鳴らして喜んでますよ〜♪
Posted by みこねこ at 2006年06月28日 15:49
師匠こんにちは〜♪
私も当然!?反抗期は・・ありました!(笑)
いやぁ〜あって当然!ない方が不自然!
っていまだに思いますね←反省なし ぷっ♪

お父様、元気になられて良かったです!
お母様と一緒にいつまでも仲よく元気でいてほしいですね
Posted by スイートピー at 2006年07月07日 13:28
スイートピーさん、こんにちは!お元気でしたか?
3連続コメントいただき、とってもうれしいでっす♪ありがとうございまぁ〜す!!うふうふっ

反抗期、やっぱ普通はありますよねぇ。
反抗期のないお子さんをもった親御さんは、さぞかし幸せだと思うなぁ…
私はまだ子供いませんけど、もし自分の子に自分みたいな態度とられたら
かなりショックですね。多分発狂しますわ〜

父にはヒヤヒヤすることも多いですけど、お陰さまで元気で暮らしていてくれてます。
ちなみに母は今度韓国へ旅行に行くんだって〜
60うん歳にして初の海外旅行ですよ!!喜ばしいことです。。
父は留守番ですけどねっ
Posted by みこねこ at 2006年07月07日 17:29
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