2005年05月19日

小憎ねこ

タイポーの我が家には今、「小憎ねこ」がいる。

小憎ねこ… 

似ているが 小僧コゾウ)ねこではない。
小憎(コニク)ねこと読む。

むか〜しむかし
 道端で捨てられていたこのねこさまは、
当時小学生だった夫に拾われ、
以来、夫の実家で大切に育てられてきた。

現在16歳。人間でいうと80歳にもなるおじいちゃんねこ。

仕事とはいえ、私たちの勝手な都合により
はるばる香港にまでやってきたこのねこさま。
先月まではゴールドコーストにある夫の両親&妹宅に住んでいたのだが、
義母&妹がしばらく日本に帰国することになり、
出張で留守がちな義父にねこさまの世話はできないので、
タイポーの我が家に連れてきて
私が変わりに世話をしているのだ。

このねこさまを預かるのはこれが初めてではなく、
すでに私に非常によくなついているので世話をすることになんら問題はない。

ではなぜ小憎ねこなのか…

字のごとく「小憎たらしい」からである。

彼は 異様 デカイ
三白眼のかまぼこのようなおめめの間から鼻筋がスーッとのび、
二等辺三角形の大きながぶらさがっている。


さすがに今は見慣れてしまって
ちょっと他の子よりもお鼻が大きいわね」くらいにしか思わなくなったが、
初めて対面したときは、その鼻のでかさにびっくりしたものだ。

いんちきイタリア人みたいな顔をして、私をふてぶてしくみつめるその姿は
まさしく、小憎たらしい…
かわいいと思えば思うほど、小憎ねこなのである。

Italian Cat



小憎ねこはなかなかにうるさい。

私は彼の健康を考え、<毛玉コントロール><歯石防止><シニア用>など
「からだにはいいけど味はちょっと落ちるよ」タイプのえさをあげることが多いのだが、
お叱りを受けることがたびたびある…


「はぁ〜い、ごはんですよぉ〜」 …ねこなで声でえさを入れる私。

近づく小憎ねこ…

クンクンクン… 

においを嗅いで、5秒ほど考える…


「こりゃぁ食えねぇな」

とでも言うかのように、ひとくちも手をつけずに寝床へ帰っていく無礼な振舞い…


これはヒジョーに腹立たしい!!

「あたしゃぁ毎日ごはんに納豆だけでも生きていけるぞ!コノヤロ!

ねこ相手にまじめに説教をするマヌケなひと時である……



さらに、小憎ねこはお年のせいか非常によく吐く

ねこさまは毛づくろい中にたくさんの毛を飲み込むので、
体内にたまらないように、うんちで出すなり、吐くなりするのだが、
普通、ひと月にそう何回も吐くものではない。
しかし、小憎ねこときたら、多いときで週にくらい吐くのだ…



人間が気分を悪くして吐く場合、普通このように吐く。

うっ……   おえぇぇぇぇ〜!!



しかし、ねこさまは違う。

グプッ… グプッ… グプッ…  グゲェッ!!

と吐く。
メインである「グゲェッ!」のまえに、
カウントダウンのようなグプグプ音が3〜4回発せられるのだ。

起床時にゲポの散乱に対面するとブルーになるものだ。
寝ぼけ眼をこすりつつ、
トイレットペーパーを ぐるぐる と手にまきつけ、ゲポ取りをする…

もちろんゲポの内容物はきちんとチェック。毛玉が混入していればほぼ問題ない。
色が変だったり、血が混じっていたりしたら異常が疑われる。

自分が寝ている間は、ゲポ発生時にどうすることもできないが、
起きているときならばそれなりの対応がある。

床やソファにゲポされるまえに、それをなにかでキャッチすることができれば、
ゲポ取り掃除の手間が省けるわけだ ひらめき

というわけで、我が家には「ゲポちりとり」なるものがある。
幅15センチ、長さ20センチのそのちりとりは、
居間の中央に常に待機している。
いつでも出動できるようにするためだ。

小憎ねこが「グプッ」と第一声を発してから
「グゲェッ!」とゲポするまでのわずか数秒の間に、
速やかに彼の口元へちりとりを差し出さねばならない。
ゲポ取りはまさに時間との勝負なのだexclamation

自分がゲポちりとりのすぐそばにいるときに「グプッ」が始まった場合、
これはもう楽勝である。ミスることはほとんどない。

だが、自分がなにかしている最中だったり、
ちりとりから離れた地点にいたりしたときに「グプッ」ときた場合、
これはもう必死の思いである。

「グプッ」と聞いたら、
その時点で自分がなにをしていようと、どこにいようと、
その瞬間即座に居間中央に配置されたちりとりめがけ猛ダッシュする…



ちりとりをつかむ…

「今ならまだ間に合う…」 と自分を勇気付ける私の目に映ったのは
なんと、居間ではなくその奥の部屋で催している小憎ねこ…

からだを大きく揺らしながらグプグプ音を発している…



グプッ…



グプッ…



グプッ… 



「もはやこれまでか… 」


もうダメだ、間に合わない…

私は小憎ねこのまえへと滑り込み、だめもとでゲポちりとりを差し出した…



「グゲェエェェ〜ッ!!」


guegue


ギリギリッ  セェエェェェェ〜フッ!

間一髪で間に合ったときの喜びはなんとも大きい…
思わず小躍りしたくなる…るんるん


とまぁ、こんな感じで「ゲポ取りレース」に日々追われる私である。
タイポーでの平和な日常生活に過酷なレースが加わったとはいえ、
それでもやはり、小憎ねこは 私たちのかわいい家族だ。

お気に召したえさを、顔を しわくちゃにして
ハグハグ食べる姿は本当に愛しい…

そんなときの小憎ねこを じっとながめているのが
私はなによりも大好きなのだ…

posted by みこねこ at 03:52| Comment(1) | TrackBack(0) | イラストでねこさま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
子憎ねこ!爆笑!
いんちきイタリア人w
\(-_-\☆\(-д-;)どんな人種やねん!

ネコ・イヌって吐く時お腹の部分が
波打ってるよねちょうど・・・グプッの時w
あと、スライディングって失敗したら・・・。
ゲポまみれになるんじゃ〜?
Posted by りょっぺ at 2005年05月19日 05:49
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