2006年07月15日

みこねこ速報

ちょっとちょっとアナタっ!!
追加されちゃいましたわよっ あの一文がっ!

一体何事?!って感じですがぁ〜
以前、遺伝子組換えワクチンの記事でですね、
「遺伝子組換えワクチンは認められないという一文を
 手引書に加えてください!」 と、
農林水産省動物検疫所のホームページへ懇願メールを送りました!!
って書いたの、覚えていらっしゃいますでしょうか??

そのお返事がですねぇ、きたんですのよぉ〜〜〜!
ご意見箱みたいなフォームだったから、返事なんかこないのかなぁって思ってたのですが、
先日、ちゃんとお返事のメールが届きましたっ!

読んでビックリ
「遺伝子組換えワクチンが認められないことについては、
犬等の検疫制度の説明のワクチン接種の部分及び手引き書に明記いたしました」

ですぅってぇえぇぇぇぇ〜〜〜!!

「英語の手引き書については追って記載します」
ともありました!

さっそくホームページをのぞいてチェック、チェック。
ほんとぉ〜だぁ〜〜〜!!
この間まではなかった一文が、ちゃんと追加、明記されているっ!!

検疫所のホームページにメールを送ったのが確か7月2日。
ということは、わずか2週間あまりの間に手直しをしてくれたのか?
なんて柔軟、迅速な対応なのでしょう…

まぁ、もちろん、私がメールする以前に、
purevaxという遺伝子組換えワクチンについては、多大な問い合わせ、あるいは苦情が、
きっとたくさん、たくさん、寄せられていたのでしょう…
単なる一意見でこうも簡単にお役所様が動いてくれるはずはありません。
たまたまタイミングよく、私の力作長文メール(自画自賛)が届いた、もしくは
私のメールがなくてももう一文を追加する予定でいた…のかもしれません。

でぇすぅがぁ〜っ!まぁ、いいじゃぁありませんか〜。ここは素直に喜びましょぉ♪
私のような人間でも、より良い検疫制度に少しは貢献できたのかな?
なんて、ちょっとうれしくなった次第です。

とは言え、すでに旧手引書をHPからプリントアウトしてしまっている人や
もう待機期間に入っちゃっているような人にとっては、
この一文追加に気づくのは、なかなか難しいかもしれません。
大丈夫かな〜、purevax打っちゃってる人いないかな〜って、ちょっと心配の念は残ります…


ちなみに、検疫所からのお返事は、
「今後、現行制度の他の問題点も含め、改正の必要性について
検討する予定でありますことを申し添えます。ご理解のほどよろしくお願いいたします」

というお言葉で締めくくられていました。
検疫準備中の方々!
検疫所のホームページは定期的にチェックしましょうね〜!




ところで…
ちゃっちゃと引越し&帰国の準備をしなければいけないのですが
全然荷造りを始める気になれません…
義父宅への荷物の運び出しは佐川急便に頼むつもりで、見積もりを済ませ、
29日に引越しの日取りまで決まっていたのに、
恥ずかしながら、引越し費用を工面するのも厳しい現状にぶちあたり、
結局、すべて自分たちで運び出すこととなりました。
あぁ、ホントに、運べるんだろか…

そんなことも合い重なり、全然やる気がおきません…
パソコンピコピコ、ぼ〜っとホジホジ、アホ面をさらしています。

hojihoji1.JPG

夫とコニクを残し、独り日本に帰国するのだというこの現実を
受け入れたくない自分がいるのだと思います。
ダンボールに荷物なんて入れたりしていると、
どうしても、いろんなことを思い出して悲しくなってきますから。
だから、難癖つけて荷造りに手をつけないでいるのかもしれません…

まぁでも、そんなことを言ってる場合ではないのじゃ。
帰国は今月末の31日。
いい加減、そろそろ始めなければ…ね。

ちなみに、今回は片道の上海経由で帰ります。
飛行機代を最小限に抑えるためです。
香港→上海 2時間半。乗り継ぎ待ち時間 3時間。上海→成田 4時間。
普通の直行便で帰るときのおよそ2倍の時間をかけての移動となります。
上海に行くのも乗り継ぎするのもすべて初めて。しかも一人…
ホント、不安だわ〜




posted by みこねこ at 20:48| Comment(14) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月02日

遺伝子組み換えワクチン

7月に突入しましたよ〜っ!!
いよいよ夏ぅっ!って感じですかね〜?
ということで、タイトル絵を夏バージョンに変えてみました♪
いかがでしょうか?
私はかなり!気に入っておりま〜す!! …って毎回言ってる気もしますが(笑)

sleeping.JPG

私の腕枕で眠るコニちゃんです♪

sleeping2.JPG アップだにゃっ!!




え〜とですね、また検疫関連の話になっちゃうんですがぁ〜


もう数日前のことになりますが、
コニクに施してきた今までの処置内容をすべて検疫所にメールで伝え、
無事、「問題なし!」のお返事をいただくことができました。
これで安心して、180日間の待機期間を過ごすことができます。
今日でやっと27日が経過… まだまだ先は長いです…

これまでの処置内容を検疫所へ全部伝える前に、
コニクの狂犬病ワクチンが本当に「不活化」で間違いないかどうか
ワクチンの製品名だけとりあえず先に確認メールを送っていたのですが、
実は、ここでヒヤリ とする出来事がありました。


日本の検疫において、狂犬病ワクチンは「不活化ワクチン」しか認められません。
「生ワクチン」ではダメです。
ワクチンが不活化かどうかは、検疫所に聞くより、病院で聞いたほうが確実だろうと思い、
私は病院で確認をとっただけで、
さらに検疫所にダブルチェックをするようなことはしていませんでした。
今思えば、これは非常に危険な行為でした…反省です。


コニクの受けた狂犬病ワクチンの名前は1回目がMERIAL社の「Rabisin-R
そして2回目がIntervet社の「NOBIVAC RABIES
2つのワクチン名と製造会社をそれぞれメールに打ち込み、
問題がないかの確認メールを成田検疫所へ送信。

絶対OKだと確信していた私は、そんなメールを送ったことすらすっかり忘れていたのですが、
その日の夜、さて寝るか〜と思ったときに、
あれ?そういえば返事来ないな…と思い出したわけ。
成田検疫所は特にメールの返事が早くて、いつも数時間で返信メールが届くのに、
今回に限ってまだ返事がこない…

その瞬間、私の心に一抹の不安が影を落としました。


まさか… ワクチンに問題があったのか…?


1回目のRabisin-Rは病院のスタッフのジュリィちゃんが「不活化」だって明言したし、
2回目のNOBIVAC RABIESに関しては、製造会社のHPで「不活化」なことを確認した!
生ワクチンなわけがない!
だって、香港で使われてる狂犬病ワクチンはみんな不活化だって
ジュリィちゃんも確かそう言っていたはず!

そう自分に言い聞かせつつも、いつものような即答の返事がこない成田の反応に
どんどん不安が大きくなっていきます。

いてもたってもいられず、ネットでいろいろ検索していると、
「犬連れ旅 掲示板」というサイトのこのページへ行き当たりました↓

http://www.awanda.net/bbs/mix_entry.php?id=2668


そこにはこう書いてあります。

「獣医が不活化ワクチンだと言ったから安心していたのに、
検疫所からそのワクチンは認められないと言われた!」と。

つまり、不活化だという獣医の言葉を信用し、血清検査を済ませ、
いざ帰国!という段階になって検疫所に届出を出したところ、
そのワクチンは不活化ワクチンとは認められない、とダメだしを食らったわけです。

これを読んだ瞬間、「しまった!」と思いました。
マイクロチップにばかり気を取られ、
ワクチンに関してダブル・トリプルチェックをするのを忘れていた!
ワクチンを接種する前に、肝心の検疫所からも「不活化である」という確証を
得ておかなきゃいけなかったんだ…



私もつい最近知ったばかりのことなのですが、実は狂犬病ワクチンには、
「不活化ワクチン」と「生ワクチン」とはまた別に、
「遺伝子組み換えワクチン」なるものがあります。
MERIAL社のPurevax Rabiesという製品です。

このワクチンには、皮膚がんを引き起こす原因となりうるアジュバンドが
含まれておらず、特に猫にとっては、
一番安全な狂犬病ワクチンとみなされているそうで
米国の多くの病院で、この遺伝子組み換えワクチンが使用されているらしいのです。

purevaxを接種していた猫ちゃんが、いよいよもうすぐ日本帰国だ!ということで
事前届出を検疫所に送ったところ、「不活化ではない」という理由で
すべての処置をやり直さなければならなくなってしまった
(日にちに換算してみれば、少なく見積もってもおよそ210日分!)という話は
以前よそ様のブログで拝見して知ってはいました。
私はそのとき、てっきり飼い主の方が「不活化ワクチンでなければダメだ」ということを
獣医に伝え忘れたために、遺伝子組み換えワクチンを接種されてしまったのかと
思っていたのですが、どうやら、実はそうではないらしいのです。

獣医に「不活化ワクチンを打ってください!」ときちんと伝え、確認したにも関わらず、
遺伝子組み換えワクチンを接種されてしまっている方がいらっしゃいます!

なぜそのようなことが起きるのか?
それは、米国において、purevaxを「killed=死滅ワクチン」
つまりは不活化ワクチンだと解釈している獣医がいるからなんだそうです。

獣医が「不活化だ」と言えば、それをそのまま信じてしまうのは当然です。
それ以上の確認を怠ったからと言って、それは決して飼い主のせいにはできません。
なぜなら手引書には、遺伝子組み換えワクチンに関することなど一切書かれていないのですから。

手引書には、「不活化ワクチンのみ認める。生ワクチンによる予防注射は認められない」
とあります。
ワクチンに不活化と生ワクチンとあるのは、一般的な飼い主でもわかるかもしれませんが、
遺伝子組み換えワクチンなんてものがあるなんて、一体どれだけの人が知ってるんでしょうか?
現に私は、そんなワクチンがあることを、今までまったく知りませんでした。

CDC(米国防疫センター)で調べると、
purevaxは「Rabies glycoprotein, live canary pox vector」
と書かれてあり、「inactivated(不活化)」の部類には入っていません。
これをなぜ「不活化ワクチン」だと断言する獣医がいるのか、
ネット上の書き込みを読んだだけでは素人の私には理解できません。

purevaxが日本の検疫で認められないのは、遺伝子組み換えワクチンだからなのか
それとも、生ワクチンではないが、遺伝子組み換えだからダメなのか、
その辺はあいまいな記述が多くてよくわかりませんが、たとえどちらであるにせよ、
purevaxを不活化ワクチンだと考えている獣医が米国にいる以上、
それは、日本の検疫所が認める不活化ワクチンと、
米国の獣医師が認識している不活化の定義に差があるということですから、
手引書において、ハッキリと明記する必要があると思います。


あ、話が先走ってしまいました…



ええと、そんな訳でして、これはアメリカでの話ではありますが、
私がコニクに接種させたワクチンも「遺伝子組み換えではない」とは言い切れません。
だって遺伝子組み換えワクチンの存在を知らなかった以上、そんな確認までできませんから。


検疫所からの返信メールはなかなかこないし、私の心臓はすでにもうバクバクです。

どうしよう… もしコニクのワクチンがホントは不活化じゃなかったら…!


あまりの恐怖に、電話で直接検疫所へ確認するなんてとてもできません。


私はとりあえず、ワクチンメーカーのHPをもう一度読み返すことにしました。
intervet社の NOBIVAC RABIES。
やはりちゃんと「inactivated vaccine(不活化ワクチン)」と書かれています。

そして今度は、MERIAL社のRabisin-Rを調べました。
こっちのワクチンに関しては、「不活化」だというジュリィちゃんの言葉をすっかり信用していたので
メーカーのサイトで確認していませんでした。これはかなりの手落ちです…

「MERIAL Rabisin」で検索すると、イギリスのMERIAL社のHPが一番にヒットしたので、
祈る思いでクリックしてみると、そこにはさっそく「Rabisin-R」の製品説明文が載っていました。




……… 1行目を読んだ瞬間、 
心臓が止まりました。



「activated vaccine」

と、そこには書かれています。


…… アクティブ?!  

そんな… じゃぁこれは不活化じゃないんだ…!!!



「不活化である」という形容詞は「inactive(インアクティブ)」と表現します。
「in+active」 アクティブにインがついて「不活化」という意味になるのです。
でもこのサイトにはどこにも「インアクティブ」の言葉が見当たりません。
「in」のついていない、「activated vaccine」というたった2単語の言葉に
私は想像を絶するような衝撃を受け、ひどい悪夢でも見ているような気持ちでした。

係留ゼロを目指して、今まで頑張って準備してきたいろんな出来事が、
一瞬にして走馬灯のようにグルグル頭を駆け巡ります。


全部、やり直しなのか…?! 
夫になんて言ったらいいんだ… という絶望的な脱力感。
そして何より、コニクに申し訳なくてたまりませんでした。
自分の不手際のせいで、年老いたコニクにまたしても
ワクチン接種と採血という多大な負担を与えなければならないんだ…
そう思ったら、本当に自分が情けなくて
もう何も言葉がでません…


そのまましばらくは放心状態が続いたわけなんですが、ふと、
待てよ… 「activated vaccine」なんて表現は聞いたことがないぞ…と思ったんです。
直訳すると、「活性化されたワクチン」ということになります。
不活化ワクチンのことを「inactivated vaccine=不活性化されたワクチン」とは言いますが、
生ワクチンのことを「アクティブ」とは表現しないはず…。
ましてや、遺伝子組み換えを「activated」とは言いません。

私はかすかな望みを抱きつつ、電子辞書をピコピコいじくりました。
そして、なんとなぁ〜く、そのHPの違うページをクリックしてみたのです。

今開いていたのは、たまたま検索エンジンでトップに表示されていた
MERIAL社HPののカテゴリー内でのワクチン説明文。
私はいったんのカテゴリーへ行くと、
今度はそこからワクチン紹介のページを開いてみました。


す・る・とぉっ!!! 


あるじゃぁ〜ないのよぉぉぉぉ〜〜〜!!!「inactivated」 の文字がぁぁ〜〜!

付いてるよ付いてるよぉ〜! in ちゃんがっ!!

このワクチン説明文、「activated」と「inactivated」というこの一単語の違い以外
犬のページで見たものと全く同じです!
犬のカテゴリー内の説明であれ、猫のカテゴリー内の説明であれ、
「Rabisin-R」というひとつのワクチンを説明しているにすぎないわけですから、
つまりは、これは単なる表記ミスに違いありません。
このときの喜びと言ったら、もう言葉にできませんね。あまりの安堵に泣いちゃいましたよ。

冷静を取り戻しつつ、私はこのワクチンに関する他のサイトの書き込みも確認しましたが、
やはりみな、ちゃんと「インアクティブ(不活化)」と説明されていました。


これでほぼ、コニクのワクチンは不活化で間違いないとは思ったのですが、
やはり検疫所からの返事がこないことには安心できません。
米国の獣医と同じように、メーカー側も遺伝子組み換えだけど不活化だと判断して
「inactivated vaccine」と表記しているのかもしれない! …そう思ったからです。

成田からの返事が待ちきれないので、他の空港の検疫所にも2箇所にメール。
それから数時間後に無事、OKの返事が送られてきたわけなんですが、
返信メールが届いたときには、あまりの恐怖になかなかメールが開けませんでした。
目をギュッ とつぶって拝むような思いでクリックし、薄っすら目を開いて…
「不活化で間違いありません」という一文をその画面に認めたときには、
本当にホッとしました。


「activated vaccine」という文字を見たときの、あの恐怖と絶望感…
心臓が爆発するかと思うくらい、一瞬にして白髪になったんじゃないかと思うくらい
本当にショックでした。
多分、これで5年は寿命が縮まったと思いますね。


幸い、コニクのワクチンは不活化ワクチンに間違いなかったわけですが、
「これは不活化だから問題ない」という獣医の言葉を信用し、
いざ帰国という段階になって初めて検疫所から
「不活化とは認められない」と言われた飼い主の方の心情を考えると、
本当に気の毒で、涙がでそうです。
これはあまりにも、あまりにも酷な話だと思います。
一瞬とはいえ、「実は不活化ではなかった」という絶望感を身をもって経験した私には
もはやこれは他人事ではありません。


というわけで…
恐れ多くも、検疫所のHPへ懇願メールを送らせていただきました。
「遺伝子組み換えワクチンは認められない」という明確な一文を
手引書に加えてください!と。

自分の体験上の話ではなく、ネットの書き込みを読んで意見するということが
どれほど浅はかな行為かは重々承知していますが、
でも、実際に悲しい思いをした飼い主の方がいらっしゃることだけは確かだと思うのです。
なので、どうしても、黙って見過ごすわけにはいきませんでした…


これから検疫準備を始める方には、くれぐれもその処置ごとに
確実に検疫所の確認をとることを強くお勧めします。
もちろん、今現在 準備中の方にも。
獣医がなんと言おうと、現地や他国においては通用する事柄であろうと、
検疫所がダメと言ったらダメなんです。それが日本の検疫です。


飼い主の方々は皆、自分の愛するペットを12時間以内の係留で日本へ連れ帰ろうと
必死の思いで準備に取り組んでいます。
その思いが無駄になってしまうようなことがないよう、
切に願ってやまない私です。



waking.JPG
起きたじょっ!!



posted by みこねこ at 22:31| Comment(14) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

検疫心配症候群

pure.JPG

抗体検査の証明書も無事入手し、コニクの検疫準備もしばらくはお休み…
かと思いきや、いろいろとまだやり残したことや確認作業がありまして、
気分的に落ち着かない日々を送っておりました。

まずは、アンパンドクターへ英文メールを送ること。
アンパンマンはコニクが装着しているAVIDのマイクロチップが
日本の検疫に通らないのでは、という大きな懸念を抱いています。
アンパンマンのこの懸念を消し去ってやらないことには、
私は安心して180日間の待機期間をコニクと一緒に過ごすことはできません。
それに何より、なんだかんだ言ってもアンパンマンはコニクの担当医!
アンパンマンがアレコレ言ってきたのは、コニクを思えばこそなわけだし、
なぜ私がAVIDのマイクロチップを選んだのか、
ちゃんとアンパンマンにとことん説明し、そして納得してもらわなければいけません!
アンパンマンには、安心して証明書にサインをしてもらいたい。
それが私の願いでもありますから…

というわけで、丸々一日費やして、アンパンマンへ英文メールを作成。
AVIDのマイクロチップは成田で問題なく読み取れること、
日本の検疫において、マイクロチップの登録は必要条件ではないこと、
このふたつを立証するため、私が検疫所と直接連絡をとり確認した
すべての情報を伝えるべく、事細かに、かなり長いメールを送りました。


「Dr.アンパンマンへ。血清送付の際はサンキューベリマッチョ!」と題していざ送信!
この一通のメールに私の思いがすべて投入されているのだっ!


今まで病院に何回かメールを送りましたが、すべて当日中に返事がきます。
今回、返事をくれとは明記しませんでしたが、
数時間後にちゃんとお返事をもらえました。

返信メールを開くの、かなり緊張しましたよぉ。
コニクの血清検査の結果報告を見るときよりドキドキしたかも…

なんて書いてあるだろ、怖いよ〜 と思いつつ、クリック。


わずか3行ほどの短い返事ではありましたが、

「すべてうまくいきそうだね。Excellent!(素晴らしい!)
そういうことなら、何も問題はないですよ。」

と、そこには書かれていました。
自分の説明を納得してもらえたのもうれしかったですが、
このExcellent(エクセレント)!が物凄いうれしかった…
しかもアナタ!ビックリマークつきですよ!!ビックリマークexclamation
小学校の頃にもらった「たいへんよくできました」のハンコくらいの感激度でしたね♪

そんなわけで、こうして無事にアンパンマンとの和解が成立し、
アンパンマン劇場はとりあえず、いったん 幕を閉じたのでした。



これでスッキリ!あとはもう何も心配いらないわ〜と思いきや、
まだまだいろんなことが気になる気になる…
証明書の記入の仕方とか、ワクチンが本当に間違いなく不活化かどうかとか、アレヤコレヤ…
検疫所へ問い合わせ&確認メールを送る送る、送りまくる…

そして私はふと、突然、
マイクロチップが今もなお ちゃんとコニクに装着されているか、
マイクロチップそのものの番号に間違いはないか、
無性に気になって気になって、仕方がなくなってしまったのです。

もちろん、マイクロチップは病院で読み取ってもらっているし、
診察カードにはワクチン接種の証明シールと一緒に、
マイクロチップ番号が表示されたバーコードシールも貼ってあります。

このバーコードシールが示すマイクロチップ番号が間違ってるってことも、
先月読み取ったばかりのマイクロチップが読み取れなくなってるなんてことも、
絶対といっていいほど、ハッキリ言ってほとんどありえないことなんですが、
私は根っからの病的な心配性。一度気になりだすと止まりません。
万が一、読み取れなかったり、実際に入ってるマイクロチップの番号と
証明書に記載されてる番号が実は違ってたなんてことになったら、
日本に着いたと思いきや、180日間の係留ですわよ!
考えただけで恐ろしい…
お目目ギンギン! 全然寝れなくなっちゃいました。

gingin.JPG



そんなに心配なら、さっさと今すぐ行って確かめてこい!
ってなわけでして、行ってまいりましたよ病院へ。

もう当分アンパンマンの恐怖に怯えないですむんだな〜っと思ったそばからまた病院。
まぁでも、マイクロチップを読み取るだけだから、診察室まで多分入る必要もないだろうし、
カビッ歯くんから以前聞いた情報によれば、
今日はアンパンマンは休みなはず…


マイクロチップの読み取りだけしてほしい旨を病院に電話。
ドキドキしながらもコニクリュックを背負い、勇み足でいざ病院へ。

電話したときは、何やらバタバタ忙しそうだったのに、
行ってみたらすっかりお暇なご様子。
犬も猫も飼い主の姿も待合室にはなく、数人のスタッフが談話してます。
くつろいだ雰囲気にホッと一安心。病院の中へと入り、ネイホウ〜と挨拶。

私が来たことを知ると、電話でよく応対してもらっているジュリィちゃんが
すぐに診察室へ入り、スキャナーを持ってきてくれました。

コニちゃんをリュックから出そうとお尻を引っ張ったらウォ〜ン!と一吠え。
前回の採血を思い出したのかもね…


ジュリィちゃんが、AVIDの黒いスキャナー、そう、あの「ミニトラッカー2」を
コニクの首あたりにかざすと
ピッ!という音と共に瞬時にマイクロチップ番号がスキャナーに表示されました!
よしよし!確実にマイクロチップは入っている!そうだそうだ!当然だ!

さぁ次は番号の確認!!

私はより確実に番号を照合しようと、ジュリィちゃんに一緒にチェックしてくれるように頼みました。

ジュリィちゃんは一瞬、なんで私が?みたいな不思議そうな顔をしましたが
診察カードに貼ってあるバーコードシールの番号を彼女に見せると、
ゆっくりと私の隣でつぶやき始めました。


ぃいぃちぃ、なぁ、ろっくぅ、じろぉ…

「数字くらいなら日本語で言えるわよ♪」という自負のあるジュリィちゃん。
私の真横からポツリポツリと聞こえてくる、変な番号に
私は集中して確認作業をすることができません。
一緒にチェックをお願いしたのは自分ではありますが、
今から思えば、一人でじっくり確認すりゃよかった。
しかも、つい自分も調子こいて広東語で読み上げてみたり、
余計なことをしても〜た…
後でまた心配にならないように、全身全霊、精神統一して
スキャナーで読み取った番号と、バーコードシールの番号が
確かに一致するか、確認せねばいけなかったのに!!

scan1.JPG


せっかく病院まできたのです。
一度のピッ!では満足できません。
一旦スキャナーの電源を切ったジュリィちゃんに、私は再度の確認を要求!
もう一度だけ読み取って!と頼み、2度目のピッ!をしてもらいました。
水戸黄門の印籠のようにスキャナーを面前に突き出すジュリィちゃん。
そしてそのスキャナーに表示された9桁の数字を、
私はひたすらじぃ〜っと見つめ、
念仏のように頭の中でその番号を繰り返しました。

scan2.JPG



こんな感じで、アンパンマンに会うこともなく、あっという間に無事、確認作業終了。
まぁ、マイクロチップを読み取っただけなんだから当たりまえですが。


帰り道は、すっきりルンルンるんるん やっとこれでぐっすり眠れるわ〜って感じ?
コニちゃん、よかったね〜!ちゃんと入ってるよ〜チップ。
これでしばらくのんびりできるねぇ、お疲れ様ねぇ〜
なんて言いながら、すっかり安堵の夢心地。
久々に、レッツ!コニクダァ〜ンスッ♪

koniku-dance.JPG



がっ!
5分後には すでにまた不安になっている私… はやっ!
番号の一致をちゃんと確認したんだ!という自分の記憶が
なんだかあやふやなもののような気がしてきてしまって…

…そうなの。いっくら確認してもすぐ心配になっちゃうんです、私。

ガス閉めたかなとか、電気消したかなとか、鍵しめたっけ?とか
心配でたまらなくて外出できないって人がいるでしょ?
「強迫神経症」っていうのだそうですが、私もホント、そんな感じなんですよ。
出かけられないまではいかないけど、ガスとか電気とか何回も確認します。
帰国するときとか長く留守にするときは特にそう。
何度チェックしても安心できなくて、なかなか家を出られなかったりします。
数回見ただけじゃ、心配で。自分が信じられないというか、
自分のしたことに自信がないというか。


そんなわけで、帰り道半ばにして、
またもやコニクの皮下に埋められたマイクロチップの番号が
バーコードシールの番号、つまりは検疫で用いる証明書に記入した番号と
ちゃんと一致してるか気になりだしてしまった。
頭のなかで、ぐるぐる ぐるぐる、いろんな数字が駆け巡ります。
ホント、こりゃもぅ病気ですな。


number.JPG



まぁ、マイクロチップ本体の番号と、マイクロチップに付随している
バーコードシールの番号が一致してなかったら、
病院にとっても、マイクロチップ会社にとってもこれは大問題なわけで、
ハッキリ言って私が何度も何度も確認するようなことじゃないんでしょうけど…


もともと心配性なだけに、検疫に関することには
ホントーに胃が痛くなるほど神経ピリピリって感じですよ。。
なので私はこれを、「検疫心配症候群」と名づけたいと思います。





posted by みこねこ at 15:17| Comment(6) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月07日

コニク血清 採血の巻

お陰さまで、無事にコニク血清の日本送付が完了しました!

心配していた採血は、特にトラブルも起きず、ほんの1分程度で終了。
わずかな時間で、ちゃんと5mlくらいの血液を採取してくれました。

がしかし!採血を実行してもらうまでに時間がかかりました。

採血は、愛想の良かった前回のドクターでってことで予約していたのですが、
どうやら私は二人のドクターの名前を取り違えていたらしく、
診察室にいたのは、なんとアンパンマン!

マイクロチップの規格のことで、
またもやアンパンマンにいろいろと攻め立てられた次第です。
採血実行までのツライやりとりを書こうかな〜とも思いましたが、
また負け犬の遠吠えになりそうなので、今日はとりあえず省略。

その代わりに、採血風景をご紹介します♪

コニクちゃん、採血をするために
腕のお毛毛をでっかいバリカンでウィィィ〜ンって剃られました。
この時点で、見知らぬスタッフとアンパンマンに押さえつけられたコニクは大激怒!
スタッフが噛みつき防止のマスクを素早くコニクの顔へ装着させ、
アンパンマンがコニクの腕の付け根にゴムバンドを巻きました。
そして細長いチューブがついた注射針をプスッとコニクの腕の鳥肌部分に刺し、
そのチューブの先を注射器につなげて採血開始。

ウギャァァァ〜ッ!! と泣き叫ぶ 私の愛するコニちゃん。
注射針が痛いからではありません。これは他人に押さえつけられている怒りから。
私にコニクを支えさせてください!!って言ったらば、
「私たちはプロフェッショナルだから」とか言われ、まったく手を触れることができませんでした。

この病院の診察台は高くて大きくて、しかもコニクは台の端っこにいるから、
アンパンマンがもってる注射器がよく見えません。
ほんのわずかな時間ではありましたが、
離れてただじっとしていることしかできない自分がなんだかとても歯がゆくて、
コニクの叫び声がとてもつらかったです…


koniku-blood.JPG



まぁでも、注射針を何度も刺されたとか、何十分も採血に時間がかかったとか、
血清を作るための採血はすごく時間がかかるというお話を
方々でたくさん聞いていたので、すんなり採血を終わらせてくれた
アンパンマンは、腕は良いのかもしれませんね。
ここは素直に、サンキューベリマッチョ!でございます。


ちなみに私が日本で通ってるぶーちゃんの病院の先生は、
ごく普通に、あっという間に採血してくれます。
もちろんわざわざ毛を刈るようなことなんてしません。
私がぶーちゃんを押さえて、先生は人間にするのと同じような感じで採血。
注射器以外、紐もマスクも何も必要なし。

bu-blood.JPG



ぶーちゃんは、決して、大人しく病院の処置を受けてくれるような
都合の良い猫ではありません。
こんなふうにして採血できるのは、飼い主である私がぶーちゃんを押さえているから。
あ、もちろん先生の腕があってこそですけど。。

押さえることに関して言えば、
飼い主ほどのプロフェッショナルはないのじゃ!と思う私であります。



posted by みこねこ at 22:00| Comment(13) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

帰国の心得 血清の巻

突然ですが、義父が来週 日本へ出張することが決定!
そこで、義父にコニクの血清を携帯して日本まで持って行ってもらうために
血清を獲得するべく、病院へ予約の電話をしました。

香港から国際宅急便を使って
日本の指定検査施設へ血清を送ることもできますが、
せっかく義父に日本出張の予定が入ったことだし、
義父に血清を日本まで持って行ってもらい、
成田から宅急便で検査施設に送ってもらえれば、
こんなに都合のいいことはありません。
宅急便の費用は、香港から送るその10分の1程度で済んじゃいますから。


ところがですね、結論から言うと、ダメでした。
血清を自宅へ持ち帰ることを病院が許可してくれなかったのです。

予約の電話時に、あのカビッ歯スタッフ君と話していたんですけど、
血清は自分で日本に持ち帰るからって言ったら、
カビッ歯くんも最初は「あ〜それは良かったね〜」みたいな反応だったのに、
私が、血清つくるのにどれくらい費用がかかるの?って聞いたらば、
「ちょっと待ってね」って、多分アンパンマンドクターに
確認しに行ったらしくて、そしたら急にカビッ歯くんの対応が急変。
病院から直接 国際宅急便で送らなきゃダメです!
みたいなことを言い出したわけ。

でも肝心のその理由がよくわからない!
難しい説明を英語で聞き取る力が残念ながら私にはありませぬ。
とにかく、血清を持ち帰ることはできるのかできないのか、どっちじゃ! と思い、
「ヤウモウマンタイア〜!(なんか問題あんの?)」って
広東語バージョンで聞いたらば、
「ヤウヤウ!ヤウマンタ〜イ!(あるある!大ありだよ〜!)」って、
妙に艶のある抑揚で返事が返ってきた!
それ以上の広東語が私なんぞに聞き取れるはずもなく、
疑問はますます深まるばかり。

なぜ?なぜなぜ?何がいかんの?アンパンドクターの嫌がらせか?!
私は電話じゃどうにも話を理解できず、
カビッ歯くんにFAXで病院側の言い分を送ってくれるよう頼みました。


ホントにちゃんと送ってくれんのかな〜って思ってたら、
数分置かずに、すぐジ〜…ッってFAXが送信されてきて、
やった!早いじゃん!って喜んだのもつかの間、
ピィィィ〜〜〜ッ!! って何やらFAXが異常発信音!!
何よ!なになに〜〜〜!!こんな大事なときに何事?ってFAX覗いたら、
なんと、紙詰まりの表示…

オォォ〜ッ ノォォォ〜ッ!!
よりによってこんなときに紙詰まりとはっ!


noooo.JPG



とりあえず、FAX内容は記憶されてるって表示が点滅してたので
まぁ大丈夫だろうと、自分を落ち着かせながらFAXのふたを開け、
紙詰まりを直しました。

そしてなんとか無事にFAXがプリントされて出てきたわけなんですが、
妙にプリントが早いな?って思って見てみたらば、真っ白けっけでなんも写っとらん。
ゲッ!FAX壊れた?!と思ったんだけど、よ〜く見てみると、
何やらミミズのような力ない文字が薄っすら写っている…

くぅ〜!かびっ歯め!えんぴつで書いてよこしやがったな〜
しかもこんなちっちゃな字で〜〜〜!!

どうしたもんかと考えましたが、写ってない以上、読むこともできません。
しかたなく再度電話。そしたらものすごく愛想のない別のスタッフが出て、
「もう一回送ればいいんでしょ」みたいな応対。。
大きな字で濃くかいてちょ〜っていう私のささやきも虚しく、
そのFAXは送られてこないまま。結局病院の言い分もわからずじまい。

幸い、私はこの病院のメールアドレスを知っていたので、
今度はメールにて反撃開始!
猫の血清の国外持ち出し・持ち込みは、日本も香港も双方問題ないんだ!という訴えと
血清持ち帰らせてよ〜ん!という自分の要求&切望が、
しかと病院に伝わるよう、英文作成に3時間費やし、いざ送信。

翌朝、きちんとそのお返事が我がパソコンに届き、読みましたところ、
答えはやはり、ノー!!

病院からいただいたメールを要約させていただきますとですね…

あなたの言い分は、よぉ〜くわかります。
血清の輸出入は、双方の国の規制にのっとってさえいれば、問題はありません。
でもね、我々が心配してるのはそういうことじゃぁないんです。
病院としては、個人が病院から血清を持ち帰って
検査機関へ届けるなんてことは許可できないんだよ。
だって個人の手に委ねられた血清なんて、そんなの疑わしいでしょ?
もちろん、我々はあなたが何か不正を働くような
そんな人物じゃないってことは承知してるよ!
だけど、個人へ血清を渡すってことは、厳格であるべき検疫制度の
抜け穴を作るようなことになりかねないんだ。
だから、病院で血清を梱包して、病院から送付するんじゃなきゃ、
我々は血清をあなたに提供することはできないんです!
それでも、あなたがどうしても自分で日本に持ち帰るって
言い張るのなら、もう別の病院をあたってもらうしかありません。


…みたいなことが非常に丁寧に書かれてました。


普通なら、ま〜なんて親切な病院!梱包も送付の計らいもしてくれるの〜!!
って喜んで病院にお任せするんでしょうけど、
意固地な私は、まだまだ納得できなくて…

今改めて読み返してみると、これはとても立派な主張だし、
素直に聞き入れるべきとこだよな〜って、そう思えるんですけどね〜

がしかし、悲しいかな! 興奮状態に追い詰められてる人間は、
自分にとって都合の悪い方針を、そう簡単には受け入れられません。

実際、自分でハンドキャリーして日本に持ち帰ったって人は
他国の例ではいっぱい存在してます。
香港の検疫局が持ち出しのOK出してるんだから
香港だって持って帰れるはずでしょ?って
私はまだ根深くそう思っていたわけです。

そんなわけで、懲りずに再度病院へ懇願のメール。。
ですが、病院も私なんかの言い分に折れるはずはなく、
「ソーリー、できません」ってお返事。
「これは病院のルール!他をあたってくれ」ってさ〜

ここまでくると、なんだか私もさらに意地になってしまい、
というか、なんかアンパンマンに負けるような気がして腑に落ちず、
納得いくまでやってやるっ!と、
今度は別の病院に問い合わせの電話をしてみました。
他の病院ならOKなのか、それとも、
香港の病院はどこも血清持ち帰りは許可しないのか…


別の病院へ電話したところ、
とりあえずここも「ノー」っていうことはわかったのですが、
詳しいことはパッパラパ〜でよくわからん。
ちゃんと英語の話せる人に頼んでもう一度電話しておいでって優しく言われたのですが、
うんにゃ!これからそっちに行くから直接話を聞かせてくれ!と頼んだところ、
オーケーオーケー!と、とっても親身に快諾してくれました。

電話を切ってすぐに病院へひとっ飛び。雨はザーザー、雷ピカゴロ。
すでに時間は夜の7時。
おぉぉ〜、気づけばアンタ、朝からバナナ1本しか食っとらんじゃないかっ…


セカンドオピニオンを聞きに訪れたこの病院。
実は、私は最初はここに通いたかったのですよ。
外から見た感じ、とっても雰囲気が良さそうだったから。。
アンパンマンのいる今の病院は、メールアドレスがわかったってだけで
連絡をとり始めて、そのままお世話になってるわけなのです…

私の予想通り、本当にここの病院はとても感じがよかったですね〜
香港人のドクターと西洋人といるのですけど、2人ともすっごく親切だったわ♪
ろくにしゃべれない私にも、ちゃんと向き合っていろいろ説明してくれました。


hello.JPG



その説明の10分の1も自分は理解できてたのかどうか、
それは怪しいものですが、とにかく、こちらの病院の言い分も
やはり、アンパンドクターの主張と多分同じなようでした。

香港の病院すべてがそうなのかは定かではありませんが、少なくとも、
私の住んでるこの界隈の病院は、みな同じような規則を設けているようです。

それだったらば、送付を請け負ってくれるという
アンパンマン病院の好意を無にするなんて、もってのほか!
そんなもったいないことは決してしちゃぁなりませんっ!!
親切な2人のドクターの優しい熱弁により、
やっと私も、素直に血清の持ち帰りをあきらめる事ができました…


そんなわけで、私はその足で、この病院から100メートルと離れていない、
アンパンマン病院へとそのまま向かいました。
予約の確定をするために…

ネイホウ〜 …と恐る恐る病院を訪れると、
散髪したてらしき、こざっぱりとしたカビッ歯くんが、
私の突然の訪問にちょっと動揺してます。

「あなたのドクターのお言葉、私、やっと理解しました。。
 やっぱり、こちらで血清お願いしますぅ〜」って伝えたら
カビッ歯くんはホッとしたような笑みで、とても喜んでいました♪

こっちの病院も、決して悪くはないのですよね…。
うん。むしろ いい病院なんだろな。


まぁ、こんなわけでして、血清予約に1日費やし、
無事、月曜の朝一に血清を採取する運びとなりました。


血清の送付まで請け負ってくれる病院を探している飼い主さんが多いでしょうに、
絶対自分で持って帰るんじゃ〜!!って意気込んでた私は
ちょっと変わってるかもしれませんね〜。ハッハッハ〜
国際宅急便の費用も、私が思っていたほど高額ではないことがわかったし、
とりあえずは、結果オーライってとこです。

素直に病院に任せていれば、最初からなんの苦労もなかったのかもしれませんが、
でも!妥協せず、病院と何度も連絡を取ったり、ドクターに直談判しに行ったり、
自分が納得いくまで、たとえ異国であっても、とことん実行に移せたことは、
私にとって、とても大きな自信につながりました。

またまた一皮むけた、そんな気がしま〜す♪


dappi.JPG



あとは、血清の採取が無事終了することを祈るばかりです…

長文読んでくれた方、お疲れ様です。ありがと〜!



posted by みこねこ at 00:51| Comment(18) | TrackBack(1) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

帰国の心得 狂犬病ワクチン

2月の末に、マイクロチップと一回目の狂犬病ワクチンを済ませたコニクちゃん。
コニクが無事に係留なしで日本帰国できるよう、
本日は、その第二ステップ、二回目の狂犬病ワクチンを打って参りました。

帰国予定がハッキリしているわけではありませんが、
係留なしで日本に入国させるためには、
準備に最低でもヶ月以上かかるので、
いざ帰国!となってから始めたのでは全く間に合いません。

ですから、海外でペットと共に暮らしている方々は、
誰もが皆、愛する我が子のために、
夢の係留ゼロコースを目指して努力しているわけでございます。


あのね、コニクなんですけど、
最近、カバンに入れて移動させると、必ずお漏らししてしまうんですよ。
バスでウンチ1回、病院の待合室でウンチ一回、
再びバスにて今度はおしっこ…
ここ数ヶ月、100パーセントの確立でお漏らしキャットになってますね。

なので、今回の病院は、夜中〜朝にウンチをしたときに行くぞ!と心に決めていたわけです。
そして昨日、夜中にウンチちゃんをしてくれたので、よし今日だ!と思い、
病院の診療時間開始とともに予約の電話をかけました。

狂犬病ワクチンのブースターを打つ旨を告げ、午前11時に予約。


それにしても気になるのはコニクのおしっこタイムです。
ウンチはしてくれたけど、おしっこはまだしてくれない…
夜中に一回したっきりだから、病院行く前に出しといてくれるといいのだが…

そう思い、3度ほどトイレの中にコニクを促しましたが、
結局してくれませんでした。

途中でしちゃうかもな〜と思いつつ、でも午前中に病院に行ってしまいたかったので
かばんの中に厚めのタオルを敷いてコニクを入れ、
大きなコニクかばんをかついで、家を出ました。

前回は夫も一緒だったけど、今日は一人! 
がんばるぞ〜!がんばろね〜!
コニクと自分に言い聞かせながら、鼻息あらく出陣ちゃん…


ええと… 結論から言っちゃいますと、
やっぱり、お漏らししちゃいましたですぅ〜
病院に着いて、コニクかばんを下ろそうと思ったら、
すでにピッチョリ濡れている!

はやっ!

まだ20分くらいしかたってないのに…
これでさらにお漏らし記録が伸びたわけでございますよ。

いや〜しかしなんでなんだろな〜。
精神的なものなのかしら。かばんに閉じ込められる恐怖とか?
でも日本にいた頃、何度も病院連れてったけど、一度もこういうことはなかったけどな〜
やっぱお年のせいなのかしらねぇ… ごめんねぇ。。

omorashi.JPG




さてさて、まぁそれは置いといてですね、
今回の病院訪問のテーマはズバリ! フレンドリー!なのでございますよ。
前回の苦い思い出を反省しつつ、今度はフレンドリーに頑張るのだ!

平日の午前中とあって、病院はガラガラ。待ってる人はいませんでした。
すぐに名前を呼ばれ、診察室の中へ…

フレンドリー、フレンドリー、、、いいか!フレンドリーだぞ…

うつむき加減でそう念じると、私は顔を上げ、
「ネイホウ〜!(こんにちは!)」とニッコリ微笑み挨拶しました。


と、その瞬間、私は予想外の展開に思わず喜びましたっ♪
でんと構えたあのアンパンマンドクターがそこに座っていると思いきや、

アンパンマンドクターってこんな人→anpanman.JPG


私の目に映ったのは、まるで別人!
スラッと背の高く、肌の浅黒い、温厚そうな、それでいて知的な感じのする
とっても好印象な香港人のドクターでした。

オヨヨ…?

そうか、この病院には二人のドクターがいたのか…


ドクターが違うだけで診察室の雰囲気がこんなにも違うものなのねぇ。
前回の圧力的な重い空気とはまったく違い、なんだかのんびりとした雰囲気…
しかも、診察室の奥には、コニクと毛柄のよく似た子猫、
名づけて「チビコニちゃん」が、
ガラス戸の枠に頭をスリスリさせていて、とってもかわいいじゃぁあ〜りませんかっ!

う〜ん。。今回はなんだかうまくいきそうだわん♪



さて、今日の目的は狂犬病ワクチン接種です。

「狂犬病ワクチンをお願いします」とドクターに確認のため告げると、
アシスタントの女の人が、シャキ〜ン!と一本の体温計を持ってきました。

そうか、体温 計るのね… 
熱あったらワクチン打てないもんな…
コニクよ… 頑張れ…

そう念じるや否や、彼女はその体温計をズブッ!とコニクの肛門ちゃんに差込みました。

もちろん、小憎なコニクは大激怒!

ギャォォォ〜ンッ!!と叫び声を上げました。

頑張れコニク! 辛抱じゃっ!
私は少しでもコニクの気を紛らわしてあげようと、
首まわりを撫でながら、コニクのからだを支えました。

お尻の異物に抵抗しようと、身もだえするコニクを目の前に
チビコニちゃんが、恍惚の表情で頭をスリスリ柱にこすりつけています。
体温を計っている間、手持ち無沙汰なドクターは、
そんなかわいらしいチビコニちゃんに夢中のご様子。
机をカタカタ鳴らしてチビコニちゃんの気を引いたり、
ボールペンをゆらゆら揺らして遊んでいます。
コニクには悪いですけど、なんか滑稽なワンシーンでしたね。


thermometer.JPG



ようやく体温を計り終えて平熱を確認すると、ワクチンの登場です。
ドクターがおもむろに、ワクチンの入った注射針をコニクに打とうとしたので、
「まず、マイクロチップを読み取ってください」と焦りつつもゆっくり言うと、
キョトンとするドクターを尻目に、アシスタントの彼女が、
読み取り機をサッと引き出しから取り出し、
コニクの皮下に埋められているマイクロチップにかざして、
ピピッ!と読み取ってくれました。

コニクの診察券に張られているマイクロチップナンバーと照らし合わせ、
相違ないことを確認。
さらに、私はここでも懲りずに、
「この読み取り機の名前は、ミニトゥラッカー トゥーですね!」と念押し。
読み取り機を手に取って裏返し、そこに間違いなく「mini tracker U」の文字を見つけ、
私は再び、この病院のAVID製読み取り機が、成田の検疫所にあるものと同じものであること、
つまり、ISO規格でないAVIDのマイクロチップでも、
日本で問題なく読み取れるのだ!ということを確信したわけでございます。

ホッとしたのもつかの間、
グッドグッドるんるん とつぶやきながら、ふと横を見たそのとき!
なんと! 早々とワクチン接種は終わってしまっていた…

しもたっ!!

ミ〜ニ〜トゥラッカ〜 トゥ〜!に気をとられて、
肝心のワクチン接種現場を見逃してもたぁあぁ〜!!

どこに打ったのかもハッキリわからん…
多分、左脚にしていたような…

接種場所を把握しておくことは、副反応をみるためにも大事なことなのに〜
あぁ、反省…


まぁ、ちょっとした手落ちはいくつかあったものの、
今回の病院訪問はなんとか無事に終了いたしました。
前回のときの、地に足のついてないような、あっぷあっぷの状況よりは、
病院とのコミュニケーションもだいぶマシだったのでは…と思います。。


これでとりあえずワクチン接種は完了。
次のステップは最大の難関、日本の検査機関へ血清送付!
不安なことも多く、まだいろいろと問題が残っていますが、
また次回、頑張ります…



posted by みこねこ at 17:53| Comment(16) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

負け犬の遠吠え(長編)

2月26日 日曜日、夫と一緒に近所の動物病院へ行き、
コニクにAVIDのマイクロチップ装着と
狂犬病ワクチン第1回目の接種を受けさせてきた。

病院での詳細をご報告する前に、
予約電話決行までの私の心配性な徹底振りなど、ちょいと説明をば。


ISO規格ではない、香港が採用するAVIDオリジナルマイクロチップでも
成田の検疫所で読み取りは可能だということは、
すでに成田第検疫所へ電話をして確認してあったが、
念には念を入れ、成田第検疫所にもメールにて問い合わせ。
こちらでも電話での回答と同じく、
AVIDの読み取り機があるので大丈夫、
今までのところ、問題なく読み取ることができている、
という心強いお返事をいただいた。

マイクロチップはこれで安心できたが、
いざ予約!という段階になると、
今度は狂犬病のワクチンが心配でたまらない。
私はワクチンの副反応というものにとても強い恐怖感を抱いているからだ。
狂犬病ワクチンの接種により、ショック反応を起こして
愛するペットが亡くなってしまったという悲しい実例は、明らかに存在する。

ワクチンの必要性を否定しているわけではない。
しかし、ワクチンには少なからずリスクが伴っているのだ。
ワクチンの安全性を問いただせば果てしがないが、
ハッキリと言えることは、
ご老体のコニクに狂犬病ワクチンを打つというのは
私にとって、ものすごく不安なことだ、ということである。

最後の最後まで悩んだが、狂犬病ワクチンを受けぬ以上、
コニクの日本帰国の準備はいつまでたっても始まらないわけで、
私たちがコニクの最期のときまで、
今と変らず香港での生活を続けているという確証はどこにもなく、
覚悟を決め、動物病院へ最終確認&予約の電話をした。


香港の狂犬病ワクチンの有効免疫期間は3年。
ワクチンの名前は「Rabisin」
猫に接種しても問題はない。
診察室への付き添いはOK。
ワクチン前に健診と尿検査を一緒にしてもらう。
これらを電話の向こうのおばちゃんに確認したあと、
「それでは明日の2時に!」ということで予約完了。

期日は明日。いよいよだ…


私はその日も遅くまで、手落ちはないかと準備に精を出していた。
農水省動物検疫所のホームページでプリントしておいた
ペットを海外から日本へ入国させるための「マニュアル書」
計9枚を最終チェック。
コニク健診に備え、腎臓や肝臓など、病院で使いそうな単語を書き出し、
病院での流れを想像しながら、医師に伝えることになるであろう文章を
英語で書き連ね、イングリッシュ台本片手にレッツスピーキング!

そんな私をよそに、
この日出張から香港に戻ってきたばかりだった夫は早々就寝。
翌朝の当日を迎え、起きてからものん気に
大河ドラマ『功名が辻』のビデオを眺めている。
ちゃんと準備しといてよ!と私が言うと、
夫は愛読書である『貿易英語入門』をそそくさと読み始めた。
近からず遠からずなその反応。
貿易英語が動物病院でどれだけ役に立つというのだ。
マイペースな夫に私はだんだんイライライラ…!


現在1時30分。病院予約時間の30分前。
今頃になって、プリントして持って行きたいWebページが出現した。
まだギリギリ間に合うぞと思い、印刷ボタンをクリックしたが
パソコンの調子が悪くてなかなかちゃんと印刷できない。
何度やっても文字が的外れにちょん切れる…

私の発狂ダイナマイトが、ついにこのとき点火した。

このおんぼろパソコンめっ!! おかげで抜かりが出たわい。
のん気な夫のお下がりパソコンなだけに、
その怒りの矛先はそのまま夫へと瞬間移動し大爆発爆弾
私は突然夫にものすごい暴言を吐き散らし、
わざわざ寝室まで行ってふとんを壁にぶち当て、
ゴミ袋を床下に叩きつけては、ギャーギャー叫び声をあげる
大狂人と化したのだった。
身の置き場をなくして小さくなった夫は、しずしずとコニクをかばんに入れ始めた。

こうしてアホ夫妻は、そのまま病院へと出発したわけである。
ガンガン勇み足で先を急ぐ私。
そのあとをしょんぼりしながら、我が夫がついてくる。
コニクの入ったかばんを抱えながら…


そもそも、この発狂がまずかった…
すでに私は冷静ではない。
コニクのための「病院大作戦」を、夫と二人でちゃんと練ってさえいれば…
今考えればそう思う。



午後1時55分。予約時間5分前に病院到着。
予約制だからすんなり診てもらえるのかと思いきや
なかなかの混雑で40分ほど待機した。


「マイケェ〜ル?」
診察室から一人の助手が顔を出し、名前を呼んだ。

実は、これがコニクの本名。
マイケルというのが正式名で、コニクっていうのは私のつけたあだ名である。
名前が呼ばれ、いざ診察室へ。


診察室へ入る際に、「ハロー!」とビビリながら私は小さく挨拶をしたが、
多分私の声が聞こえなかったのだろう、
ここの医師とその助手は二人でなにやらボソボソ話しこんでいた。


私は、挨拶のできない人間は絶対に信用しない。
どんなに人柄のよさそうな顔をしていても、どんなに優しい言葉を述べようとも、
挨拶のできぬ人間には大事な何かが欠けている、というのが
私の揺るぎない持論である。


私は、音量が足りなかったに決まっている自分の小さな「ハロー」を棚に上げ、
一方的に、ここの医師は挨拶もできない人間なのだ、という
自分勝手なレッテルをこの病院へ貼り付けた。
この第一印象が、まさに致命的ともなる悪印象を私の心のなかへと植え付け、
私の心は、不安と緊張も手伝い、固く閉ざされてしまったのである。



ここの医師は米国人だか英人だかわからぬが、
とにかく、英語が母国語な外国人。
ちなみにこの医師の名前はコニクと同じマイケル

「おや?このコニクちゃんは僕と同じ名前なんだねるんるん」なんていう
楽しい会話のキャッチボールもありかな?なんて想像していた私の予想を
見事この医師は裏切り、まったくにこりともしない。

医師の外見は典型的なアメリカ人体型。
お腹がでっぷりしていて、ほっぺたはアンパンマン
体格のよい人物は、温和でよい印象を与えるのが常だと思うが、
この医師は、無駄な肉は顔にも腹回りにも余りあるほどついているくせに
私たちに振りまく愛想はみじんもないらしい。

一方、このマイケル先生の横に付き添う香港人の助手は、
非常に気さくな感じで、彼は、医師のいう言葉を、
わかりやすい英語で私たちに通訳するという立場を
合わせ担っているようだった。
シンプルかつ、スローな英語と、広東語の筆記。
そして、パントマイムでもするかのような
芸人並みのジェスチャーを交えて、いろいろと説明してくれる。

しかし、私には、それが素直によろこべない。
入室の際の第一印象が悪かっために、親切極まりないこの助手も、
人を小馬鹿にしているようにしか思えない。
大きく口を開けて笑みをこぼす彼の姿は、好意的なもののはずなのに、
その歯の表面にびっしりと染み付いた黒カビのような汚ればかりが
やけに目についてしまう。
ろくに歯も磨いていないのだろう…

この助手は一生懸命、私たちに迫真のジェスチャーを披露して
問いかけていたが、彼が説明している間も、
医師は、まったくにこりともせず、私たちの顔を見もしない。
多少なりとも自分自身の言葉で飼い主に説明しようという気持ちなど
この医師にはつゆもないらしく、直接助手へ語り、
助手を介して私たちに伝わることなど、その3分の1程度だ。
まぁ、私たちがネイティブに英語を理解できない以上、
これは仕方のないことではあるが…


anpanman.JPG



私はこの日、海外からペットを日本に入国させるための
必要な準備手順を記した「マニュアル書」の英訳版を、病院へ持参していった。
農水省動物検疫所のホームページからプリントしておいたものだ。
自宅で、その要所要所に赤ペンでアンダーラインを引いておき、
病院で、その部分を見せながら、
「マイクロチップをまず最初に入れ、それから狂犬病ワクチンを打ち、
その後、証明書に記入してほしい」
と言うつもりだった。

ところが、私がこのセリフを途中までしゃべっているのにも関わらず、
医師と助手はそれを制し、
香港のマイクロチップだけでは、日本には入国できない、
といったことを主張してきたのだ。
この日のために用意していた私のイングリッシュ台本は、
予期せぬ圧力により、最初の1行で早くもお蔵入りとなり、
頭のなかはあまりのショックですっかりまっしろになってしまった。


自分たちの病院には、
日本へ犬を連れて行ったことのある香港人のクライアント
今現在も通院している。
その香港人は日本語が話せるし、正しい手順をちゃんと知っているから、
その人物と連絡をとって確認しろ!

歯にカビを生やした気のよい助手と、
その横でどっしり椅子に腰をかけたアンパンマンがそう言った。


私は今回の予約をとる以前に、初・イングリッシュテレフォンの時点で、
電話のおばちゃんからこのクライアントのことを紹介してもらっていたし、
すでに連絡をとり話もきいていた。

本来なら、私はもうその人物と連絡をとった!と、主張すべきところなのだが、
私は医師と助手の言うクライアントというのが
さらに別人としてもう一人存在するのかと、なぜだかそう勘違いし、
特に何も言わず、黙っていた。
あとになって、同一人物なのだということがわかったわけだが…


その香港人のクライアントは、日本からISO規格のマイクロチップと
読み取り機を両方取り寄せて処置を行っている。
私だってそれは直接 話を聞いて知っていることだ。
そのうえで、成田の検疫所に電話をして
香港が採用するAVIDオリジナルのマイクロチップでも大丈夫か
問い合わせ、OKの確認を得た。

私は必死で、日本の空港には、AVIDの読み取り機がある、
ということを、声を振り絞って伝えたつもりだったのだが、
私の英語が通じていないのか、聞こえなかったのか、聞く気がないのか、
医師も助手も私の主張に対し何も答えてはくれない。

この病院の医師は、自分のクライアントと私の願い出た処置が違う
ということ自体が、もうすでに根本的な誤りだとでも言いたげな様子で、
私の持参した「マニュアル書」には一切目もふれず、
うちのクライアントが持ってきたマニュアルがあるから、
それをあとでコピーしてやると言う。

もちろん、この場に夫はいたが、夫自身がことの真相をちゃんと
把握していないのだから、ろくなフォローができるわけがない。
助手を通して聞く医師の質問に無難に答えるばかりで、
私の望む言葉を夫はまったく発さない。
日本の検疫所にはこの病院と同じ読み取り機があるということも、
日本に犬を連れてったという香港人のクライアントと私はすでに
連絡をとって話を聞いたということも、夫の留守中、苦労して得た情報はすべて、
私はメールで出張先の夫に伝えておいたはずなのに、
夫はそのことを全然覚えていないのか、
それとも、医師の言ってる英語がよくわかっていないのか、その両方なのか、
素直に医師側の言い分を聞いてるだけ。
冷静なのか、ただとぼけているだけなのかは知らないが、
もっとズバッ と言ってくれ!


結局医師は、香港のAVIDのマイクロチップを打っても、
日本に着いたらこれとはまた別に、
「IMAT I.D.」というマイクロチップが必要だとかなんとかいう
主張を曲げることはなかった。
だいたい、「IMAT I.D.」ってなんなんだ…
そう思いつつも、私はすでに自分自身が、
医師の言うことに聞く耳をもっていなかったので、
もうそれ以上聞くようなことはしなかった。

「IMAT I.D. Chip」 と医師は書いていたが、
ISO規格のマイクロチップのことだろうか?
そういえば、この病院では ISO(アイエスオー)という単語が
一度も聞こえてこなかったように思う。


そのまま、マイクロチップ&ワクチン前のコニクの健診が始まった。
持参しておいたコニクのおしっこを調べてもらったところ、
白血球の数値はわずかにオーバーだが、
今すぐ何とかしなければならないほどの大きな問題はないらしい。

私が腎臓は問題ないかと質問すると、再度尿の比重をテスト。
数値は許容範囲内とのこと。
触診にて、腎臓がすこし小さくなっているだろうと言われたが、
しかし、17歳という年齢からしてみれば、コニクはいたって健康といえるだろう。
これだけは、本当によかった。
コニクよ、えらいぞ!私はうれしい。。。

konichan9.JPG



そしてついに、マイクロチップとワクチンの処置となったわけだが、
医師は私たちに対し何の前置きも相づちもなく、
おもむろに注射器を1本、コニクの背中側の首もとにブスリと打った。
これから何をするとか、この注射器はなんだとか、一切説明することなく。

私はびっくりして、それは何だ!と叫ぶと、「ワクチン」と助手が答える。

「ノーノー!! ファースト、マイクロチップ!!」
私は激怒しながら、マイクロチップを先に打てと訴えたが、
助手と医師は口をそろえたかのように、
同時に打たなきゃダメだとかなんとか、どっちでも同じことだとかなんとか、
よくはわからないが、これもまたまったく相手にされず、
こんなやり取りをしてるうちにも、引き続きマイクロチップの注射が
プスッと有無を言わさず打ち込まれ、あっという間もなく
二つの注射器はその役目を終えたのだった。


まぁ、証明書上は、処置を行った日にちまでしか記載されないわけで、
時間単位での先行順位は明らかには表示されないし、
要は、狂犬病のワクチン接種時に
マイクロチップでの固体確認が行えたかどうか、ということが大事なのにすぎない。
しかし、飽くまでも、マイクロチップありきのワクチンなのだ!
マニュアルにだって、マイクロチップ装着後にワクチン! そう書いてある!
飼い主の心情を無視する、この医師のやり方は本当に許せない。
(証明書上問題なくても、やはり心配なので検疫所に連絡して相談。
とりあえず、まぁ大丈夫でしょうということだった。)



マイクロチップとワクチンの処置を終え、「フィニッシュ!」と医師が言った。
ちょっと、勝手に終わらせんな!
私は慌てて、この証明書に記入してほしい、と1枚の証明書を差し出した。
これもまた、農水省動物検疫所のホームページから
プリントして用意しておいたものだ。

ところが医師は、
香港政府の発行した証明書を取得してからでなければ駄目だ!と
あっ気なく私の懇願を打ち切りにし、
私が持参した農林水産省推奨の証明書はまったく見向きもしてくれなかった。
結局、今回の処置でもらえたのは、
診察カードに張られた狂犬病ワクチンのシールだけ。
なにもかもが、私の予想とは異なり、腑に落ちないの極地だった。
いくら調べつくしても、
実際やってみないとどうなるかはわからないものだ。
それがよくわかった。


私は言いたくはなかったが、コニクを抱いて「サンキュー」と言い残し、
診察室の外へと向かうと、
今回は、医師にも助手にもちゃんと聞こえたらしく、
きちんと返事をしてくれた。
しかし、いまさらそんな挨拶をもらってももう遅い。
私のテンションは、すでに救いようもないほどに奈落のそこへと落ちていた。


私たちが診察室を出てから少し時間を置いて、助手が待合室へと姿を現した。
彼は今後の病院での必要処置を紙に箇条書きにしてくれたらしく、
自分のクライアントから得たというマニュアルのコピーを添えて、
私たちに今後の段取りの説明をしにやってきたのだ。
しかしこのとき、夫はちょうど外で電話中。
助手は、夫がいなきゃ話できないね、とでもいうような苦笑いを私に発すると、
私には何も言わずに、診察室へとそのまま戻っていってしまった。

このとき、私がどれだけ悔しかったか、みじめだったか、
わかってもらえるだろうか。
もちろん、助手からの説明は、夫婦二人そろって話を聞くべきだ。
それは当然のことだしよくわかっている。
彼の判断は正しいし、悪意などこれっぽっちもなかっただろう。

でも、私は自分の存在を、これほど無力に感じたことはない。
私じゃ話にならない、そう言われているようにしか思えなかった。

この日のために、私がどれだけ時間を費やし、
どれだけの勇気をふりしぼり準備したか。
そして、どれほどコニクの身を案じていたか。
それなのに、そんな私よりも、結局は、英語力がものを言うのだ。
コニクのために大したこともせず、
出かけ間際までのんきに大河ドラマのビデオを見ていたような
はなくそだんご夫のほうが、私よりもずっと優先されたような気がした。

被害妄想と言っていただいて結構!
そう感じてしまったのだからしかたがない。
夫がはなくそなら、私はイジケ虫のふんころがしである。



夫が電話を終えると、それを見計らったように助手がそばにやってきて、
紙に箇条書きにした今後の病院での手順を説明してきた。
その紙を見ると、1ヵ月後にワクチン接種「must!(必ず!)」とある。
確かに、2回目のワクチンは1回目から最短で30日後から可能だし、
2回目の接種は帰国には必要不可欠だ。
しかし、3年間有効な香港での狂犬病ワクチンを、
いとも簡単に1ヶ月後と言いのけるその頭が腹にたつ。
診察中、コニクの年齢を聞いて、旅行は慎重に!水をたっぷりと!とかなんとか
言っておきながら、ワクチン接種に関するからだへの負担やリスクなど
なんとも思っていないようなその言いっぷりが、
なんとも合理主義的で偽善者ぶっていて虫ずが走る。

私が腹立ちながら、2回目の接種日などまだ決めていない!と言うと、
助手はキョトンとする。
夫が、まだ帰国する日は決まっていない、準備しているだけだ、
と丁寧に伝えると納得した模様。

さらに、この助手の書き出した手順を読むと、
相も変らず、マイクロチップは2つ必要、と書かれている。
香港で1個、日本で1個と。
またもや頭にきて、夫にこれはどういうことだと文句を言うと、
夫は温和極まりなく、低調に助手へと聞きにいった。

「香港のマイクロチップだけで大丈夫だということを、妻は日本に確認しています…」
といったようなことを夫は笑顔で言っていたが、
私は夫のその優しい口調がものすごく苛立たしく思え、
その中に割り込んで、助手に訴えた。

「日本政府は、香港のAVIDマイクロチップでOKだと言ったんだ!
 日本の空港には、あんたのとこと同じ読み取り機があるのっ!
 あたしゃ、日本政府に確認したんだよ!!」
(実際に確認したのは成田の検疫所。でも日本政府と言ったほうが説得力があるのでね)

私のものすごい形相に助手はさすがに恐れ入った様子で、
うちのクライアントに電話して聞いてみる…とだけ答えた。
まだ言うか!このカビっ歯野郎が!

日本人が、日本にペットを連れて帰る。
その日本人が、日本に確認したと言っているのに、
ここのお医者さまとやらは、日本に犬を連れて行ったことがあるという
単なる一例にすぎない、一香港人クライアントの言うことのほうを信用するらしい。

家に帰って、助手からもらったそのクライアントの正しいマニュアルとやらを
よく見てみたらば、私がプリントして持参して行ったマニュアルと
まったく同じものなのだった。
紙の大きさ、文字の大きさが違うだけ。
人を馬鹿にするにもほどがある。


夜になっても、悔しくて悔しくて涙があふれて眠れない。
これは、医師に対する悔しさでも、夫に対する悔しさでもない。
自分自身に対する悔し涙だ。
事細かに病院でのできごとを思い起こすと、
なぜあのときこう言わなかったのか、こう言ってやればよかったのに!と、
いまさらながら英語での表現が湧き水のごとく頭に浮かんでくる。
平常心でいられれば、ちゃんと自分の言いたいことが英語でも探せるのに、
いざとなると、緊張と興奮とで、何も気の利いた言葉がでてこない。
出てくるのは、わけのわからぬトンチンカンな途切れ途切れの英単語と
そんな自分に対する苛立ちばかり。
自分ひとりで勝手にてんぱり、
頭はまっしろ、息はつまり、足は宙を浮いている…

ふとんのなかで縮こまりながら、情けない思いでいっぱいで、
みじめな己の姿が何度も何度も頭をぐるぐる駆け回る。



翌朝は、泣きすぎてこんな顔だった。

tears.JPG

また欝(うつ)にでもなるかしら、と思ったが、どっこい今はそんなに落ちていない。
ブログの記事として書くにあたり、冷静にこの日のことを思い返してみると、
結局はすべて、自分自身が、医師や助手に対して
心を閉ざしてしまったことに原因があるのだ、ということがよくわかった。
私は、自分の英語力のなさと肝っ玉の小ささを、
病院側や夫に責任転嫁してごまかしているだけだ。


あぁ、この記事はなんとも恥じるべき文章か… 負け犬の遠吠えに他ならない。
私こそが、卑しき自己主張の塊だった。


文句ばかり書き連ねるというのは、なんとも虚しい作業だ。
さんざん、この病院の医師や助手、
それに愛すべき夫に対してまで文句をつづってきたが、
書けば書くほど、自分のアホさ加減がよくわかる。
文句を言うのは容易いことだが、それで満足しているようじゃぁ おしまいだ。
つまらぬ意地や見栄など捨て、
自分から相手のほうへ歩み寄らねば、何も始まらない…。




猫犬猫犬
いやぁ〜、長かったですねぇ〜。お疲れ様でした。。。

何はともあれ、とにかくコニクは
心配していた副反応を起こすようなことも無く
今まで通り、元気です。
コニクが無事なら、それだけで御の字なのだ。
それですべて良しとしよう! うん、うん。


posted by みこねこ at 12:04| Comment(10) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

帰国の心得 マイクロチップ

konichan1.JPG

またまたうれしいことがありました。
上の絵のような気分ですわね。

どうしたかと言いますと、
動物を海外輸送する際に必要なマイクロチップの装着がですね、
香港が採用するAvid社オリジナルのものでも、
成田空港の検疫所で読み取り可能だということがわかったからで〜す!

????? なんのこっちゃ? …ですよね。
うんうん。


説明するとちょっと長くなるのですが、お許しを。。


農林水産省のホームページにある、動物輸送の手引書によりますと、
動物に装着するマイクロチップは、
ISO(国際標準化機構)規格のものを装着する。
ISO規格以外のマイクロチップを装着した場合は、
そのマイクロチップに適合する読み取り機を自分で用意するように!
とあります…

装着するならISO規格ですよ〜!っと飼い主に促すような
この文面のあとにですね、
一部のISO規格以外のマイクロチップについては
動物検疫において読み取り可能な場合ありますので、
検疫所にお問い合わせください…
と続きます。

これ読んだら、やっぱISOだよな〜って思いますよね?
だって、一部、ISO以外でも読み取り可能だって言われても、
万が一、読み取れなかったら、泣くに泣けないですもんよ。
だって、180日間の係留になってしまうんですから!読み取れなかったら!
わんちゃんの場合は入国叶わず返送ってこともあり得ますのよ!


で、このISO規格ってのがちょいとやっかいなのです。
マイクロチップには、各メーカーごとにいろいろと種類があって、
ISO規格のマイクロチップをその当国の動物病院が
採用していない場合があったりするからです。

実は香港もそうで、香港の病院はAvidというメーカーを採用していまして、
Avid社にはISO規格のマイクロチップとAvid社オリジナルのマイクロチップと
あるのですが、香港の動物病院はそのほとんどが、
ISO規格ではない Avidオリジナルのマイクロチップを使っているのです。
(なんでなんでしょ…?)
ISO規格のマイクロチップをペットに装着させようと、
四苦八苦している飼い主の方も多いかもしれません…

ISO規格のマイクロチップと読み取り機をセットで販売している
日本の財団法人もありますが(読み取り機はレンタルね)、
香港のどこぞの病院にはISO規格のマイクロチップが
あったという情報がチラリとありましたので、
あるにこしたことはないと、私は初・イングリッシュ電話で
頑張って病院へ問い合わせしていた、というわけなのですね。

Avidオリジナルのマイクロチップでも検疫で読み取れたという
情報もいくつかあったのですが、
ISOのマイクロチップを扱ってる病院が香港にもあるのなら、
そっちを装着したほうが無難だろうと私は考え、
成田の検疫所にAvidでも大丈夫かどうかを問い合わせするのは
一番最後にしようと思っていました。


ええと、非常に長くなりましたが、こういう状況だったわけです。。。


それで、一昨日、SPCAという香港の動物愛護協会を兼ねた
大きな病院に問い合わせたところ、翌日返答の電話がきて、
一個だけ!ISOのマイクロチップがある、と言われました。

1個しかないと言われると焦りますねぇ〜
このSPCAは会員にならないと、診察等のサービスを受けられない(と思う)のですが
私はSPCAの会員にはまだなっていません。
なので、今月中に会員になって、それから予約を入れるので、
それまで、ISOのマイクロチップをキープしておいてもらえないか、たずねました。

オペレーターは確認するので折り返し電話をすると言ってくれましたが、
その後なかなか電話はきません。
私の頼みごとはそんなに時間を要する内容なんだろか…
病院の規模が大きいからか、なんか応対が遅い感じ。
電話は早くても翌日かもな、と思ったので、私はこの間に
最後の砦、成田の検疫所に電話をしてみることにしました。


検疫所というと、なんかすご〜く怖そぉなイメージだったのですけど、
電話に出た男性は、とっても優しい声色でいい感じ。

私が、ISO規格ではないAvid社オリジナルのマイクロチップでも
読み取りは可能かと質問すると、
即答で 「あ、大丈夫ですよ〜」とのお返事がっ!

私はてっきり、もっとあやふやな返答がくるかと想像してたので、
コレはちょいとうれしい拍子抜けでした。

成田検疫所には、Avid社の読み取り機があるとのこと。
しかし!心配性の私はそれだけでは安心できません。

「でも、100%読み取れるとは言えないんですよねぇ?」
と問いかけました。

…すると!!
この電話のおに〜さまは、なんて頭の切れる親切なお方なのでしょうっ!

「あ、じゃぁ、Avidのリーダー(読み取り機)の名前をこれから教えますよ!
香港の病院にあるものが、もしこれと同じなら、まず問題ないはずです」

とおっしゃったのでございまぁぁぁぁ〜すっっ!!!

ごもっともぉぉぉぉ〜!!
そっか〜!それはとてつもない確信材料ですな!
そこまで頭が回らんかった…
いや〜、なんて素晴らしいお兄様!ラブレターさしあげたいくらいざぁますっ

konichan7.JPG


で、教えてもらった読み取り機の名前がですね、
パワートラッカー6
ミニトラッカー2

という2種類でした。

お兄様に、感謝感激アメアラレのお礼を述べ、電話を切りまして、
その後はそそくさとテーブルに向かい、
今度は英文を紙にカキカキカキ…

いざイングリッシュ台本ができあがると、
私は読み取り機の名前を聞き出すべく、
さっそく近所の動物病院へと電話をかけました。

この病院の電話のおばちゃん(?)はとぉ〜っても感じのいい人。
犬を日本に連れてったことがあるという香港人のクライアントに
連絡してくれて、その方の電話番号まで私のために教えてくれたの。
ちなみに紹介してもらったその人もとっても親切だった〜


この病院の読み取り機が、成田検疫所のものと合致することを祈りつつ、
私は、
マイクロチップの読み取り機の名前を教えてほしい!とおばちゃんに言いました。

おばちゃんは、
「Uuuuuuu〜  Avid …」

うんにゃ! そりはわかってるのだに〜
その続きが知りたいのじゃっっ!
…だけどなかなかこちらの意図が伝わらない。

なので、今度は誘導尋問をかけることにした!

「パゥワ〜 トゥラッカ〜??」(←パワートラッカー)
と私がきくと、おばちゃんはピン!ときたらしく、

「ミィ〜ニィィ〜 トゥ… 」とつぶやいた。

「ミニトゥラッカ〜 トゥ〜?!」(←ミニトラッカー2)
と、私がおばちゃんを援護するようにこう叫ぶと、

「イエ〜ス!ミ〜ニ〜トゥラッカ〜 トゥゥ〜!!」
とおばちゃんがくり返したぁっ!!

おぉぉぉぉ〜っ!ガッチリコンコンドンピシャリィィィ〜!!!
この病院の読み取り機はミニトラッカー2!
成田にある読み取り機とおんなじ名前だぁぁあ〜!
私は喜びで感極まり、何度も何度もおばちゃんと一緒に
ミ〜ニ〜トゥラッカ〜トゥ〜るんるん ミ〜ニ〜トゥラッカ〜トゥ〜るんるん
を大合唱したのでした。


こうして私は、この病院でAvidのマイクロチップをコニクに装着しても
成田で読み取ることはできるのだ!という確証を、
ついに得ることができたのであります!

ベェリィィ〜 グゥゥゥ〜(very good)!! と私は叫び、
ベェェェリィィ〜 ハッピィィィ〜(very happy)!! と私はアホのように繰り返し、
おばちゃんにバイバイして電話を切りました。

いやぁ〜、うれしかったな〜、コレ。
天にも飛び立つ思いでしたね。

konichan2.JPG


最初っから成田の検疫所に電話してりゃぁ話は早かったのか、
とも思いましたが、でも!
勇気をふりしぼって何度も電話をし、ドギマギしつつも
我が手中に得ることのできた英語でのやりとりとその情報は、
私にとって、かけがえもなく大きな財産となりました。
う〜ん、これが達成感ってやつなんだなぁ…(しみじみ)


もうISOのマイクロチップに用はなくなったので、SPCAに電話して、
ISOのマイクロチップはキープしておいてもらわなくていいですって
伝えたかったのですが、オペレーターが違うせいか、
いや、十中八九、私の英語力のせいか、
全然こちらの意図が伝わらず、何言ってっかチンプンカンプンだったので
サンキューって切っちゃいました。オホホ。



ふぅ〜。。。あとは予約するばかりか…

しかし、いざ実践するとなると、
コニクのからだは大丈夫なのか、
おばちゃんがいい人だからといって、ここのドクターは信頼できるのか?
とか、いろいろ不安な思いが湧き上がります。

コニクがその生涯をまっとうするまで、自分が香港に住んでいるという
確証はないのだから、コニクを香港まで連れてきた以上、
いつでも日本に帰してあげられるようにしておくのは、飼い主の務め…

あぁ、でも心配。
マイクロチップと狂犬病のワクチン…
心配するとキリがない…



※マイクロチップを検討中の飼い主さまへお願い※
私の記事をそのまま鵜呑みにするようなことは決してせず、
病院や検疫所等に自分自身できちんと問い合わせ、確認したうえで、
愛するペットさんへの処置を判断していただけますよう、
くれぐれもよろしくお願いいたします。





posted by みこねこ at 23:08| Comment(8) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

祝・イングリッシュテレフォ〜ン!!

今日は、とってもうれしいことがありました。

わたくし、香港に来て2年近くになりますが、
本日、は・じ・め・て!
英語で問い合わせの電話をいたしました〜!!

telephone1.JPG

なんじゃそりゃ?!と小馬鹿にしてもらってケッコーケッコーコケコッコ〜!!
そうです、恥ずかしながら初めてなので〜す!
英語の電話が稀にかかってくることはあっても、
「オッケーオッケー」とか、
「ソーリーソーリー、ヒゲソ〜リ〜」とか言うくらいなもんでして、
自分自ら、わざわざ日本語の通じないようなとこに電話するなんてこたぁ、
一度もなかったのでございますのよ。オホホ

そんな小心極まりないこの私が、いったいどこへ電話したのかといいますと、
ずばり、動物病院であります。

実はここ最近、コニクにマイクロチップと狂犬病ワクチン接種の
処置をさせておこうかと考えてまして。
なぜかといいますと、いつ香港生活に終止符をうち、日本に帰国することになっても
きちんと対処できるようにしておくためです。

海外から日本へ動物を輸入する際の検疫制度が、2004年11月に改定され
日本にペットを連れ帰るには、非常に多くの下準備と時間が必要になっています。
おおまかな手順は
@マイクロチップ装着
A狂犬病ワクチン1回目
B狂犬病ワクチン2回目
C抗体価検査(血液検査)
D抗体保有後180日間香港内で待機
E事前届出書の提出
F届出受理書の交付
G出国前の臨床検査
H輸出国政府機関発行の証明書の取得
とまぁ、こんな感じ。

コニクの体の負担を考えワクチンの間隔をできるだけ開けてやるためにも、
最低でも1年くらいは余裕をもって準備したいものです。
Cまで準備しておけば、とりあえず安心できます。
ちなみに、抗体価検査の結果は、採血日から2年間有効とみなされます。

今のところ、日本に生活の基盤を移すという予定はまだありませんが
いつどうなるかわからない不安定な状況でもありますので、
コニクの(第二の)飼い主として、いつ帰国になってもいいように
準備だけはきちんとしておかなければいけません。
そのためにですね、病院に聞いておきたい、いや、
聞いておかなきゃならないことがいくつかありまして…

面と向かって会話するなら、笑顔でジェスチャー交えて話したり、
筆談もありですけど、電話はそんな逃げ道はありません。
頼れるのはお互いの声だけ。

いざ話すとなると、頭の中がまっしろになってしまうのは必至なので、
事前に聞きたいことを全部英語で紙に書いといて、
それを見ながら、ひたすらイメージトレーニング&スピーキングです!

電話番号をピッポッパと途中まで押しときながら、
「あぁぁぁ〜、やっぱだめだぁぁ〜!緊張するぅぅぅ〜!」
と受話器をガチャコン下ろしてしまう。
これを何度も何度も繰り返し、部屋のなかをウロウロウロウロ…
経過すること約20分。
このままでは埒が明かない。

telephone2.JPG

いつかは電話しなきゃならんのだから、今すぐしてしまえ! 
と自分を奮い立たせ、
旦那様も頑張ってるのだから、
私だってこれくらい頑張ってやらねば!コニクのためだ!
と気合一発、受話器を固く握り締めました〜!

プルルル〜 プルルル〜 と発信音。
私のハートもぷるぷるぷるぷる、一緒に震えます。

幸い、電話にでた女性はとても明るくて
感じのいい人だったので、ホント助かりました。

他の病院にも問い合わせしたいことがあるし、
コニクのマイクロチップをどこでどうするかはまだ決まっていませんが、
今回、自分から電話することができた、ということは
私にとって、とても大きな自信になりました。
英語力がどうのこうのといったことでは全くなくて、
電話をかける勇気をもてた!ということが、
私は、とってもうれしいのであります。
一度電話してしまえば、今後何かあったときにでも、
少しは気楽に電話することができそうです。


やったことがないから不安を感じる。
やってしまえばどうってことはない…
そうわかってはいても、その一歩を踏み出すことがなかなか難しい。
ふりしぼった勇気がしぼんでしまう前に、
やらねばならぬことは、とっとと行動に移すべしだな…
まぁとにかく、今日は素直に自分を褒め、喜びたいと思いま〜す。



balloon.JPG

 お母さんは 頑張りました 
 かわいい、かわいい あなたのために 
 ふーっふーっ と 心のなかに 
 勇気をいっぱい ふくらませて… 

 ちいさくても  
 これは、大きな大きな 一歩 
 不安だった この地が 
 少し、近くに感じます 








posted by みこねこ at 18:03| Comment(6) | TrackBack(0) | 帰国の心得(検疫制度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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