日系の引越し業者に頼むと高いので、香港ローカルの運送会社にオーダー。
前日までに冷蔵庫を掃除し馬鹿でかいタンスをずるずると玄関前に運び、
コピー機に本棚に引き出しに、ダンボール約6箱、
すべての荷物を居間に集合させスタンバイOK!準備万端!
時間にルーズなここ香港。
ピンポ〜ンと、朝9時半時間通りの来訪にホッと一安心。
ガチャリと玄関のドアを開けると愛想のよさそうなおっちゃん3名の登場。
ところが…
居間に勢ぞろいしている荷物たちを前に、おっちゃん「アイチャァ〜!」ってな反応…
なに?なになになに??
なんか問題あんのか?荷物が多すぎんのか?
夫が仕事先の通訳に電話を通して話してもらったところ、
どうやら冷蔵庫やタンスのサイズが、おっちゃんの思っていたよりも大きすぎるので、
「こりゃ車に入んないなぁ〜アイチャァ〜」 と、言ってるらしい。
…ってコラおっちゃん! アンタァいったいどんな車で来たんじゃぃ?ワゴンででも来たんかぃ?
夫が家具の寸法も伝えていたはずなのに…
あぁ、今日はもう無理なんだ…ってそう思ったら、もう一気に意気消沈の脱力感。
真っ黒さつま揚げ事件で無駄にしたガス代を取り戻すべく、
猛暑のなか、連日冷房なしの汗だくで準備をしてきた疲れが瞬時にドッとでて、
愛想笑いを返す気力もゼロ。
抜け殻のようにボケェ〜〜〜っとその場に立ち尽くしていた私です…
結局、運送会社のおっちゃんたちには、日曜に出直してきてもらうことになりました〜
あ、ところで、この間、気になるテレビ番組を見たんですけども。
NHKスペシャル「ワーキングプア 〜働いても働いても豊かになれない〜」
見た方いらっしゃいます?
最初は、
「なんだよワーキングプアーって!なんでもかんでも横文字にしやがって、ケッ!」
ってな感じで、まるでどっかの親父みたいなことを言ってた私ですが、
よくよく考えてみたらば、ワーキングプアー、こりゃぁかなり、的を得た表現…
ワーキングプアーとは、言わずもがな、working プラス poor。
つまりは、 働きながら貧乏、働いてるのに貧乏、
働いても働いてもずっと貧乏!(←くどい)
ってことなのよねぇ〜ん。
あぁ、うちじゃん!ってしみじみ納得…。
夫婦二人テレビをじっとみつめ、うんうん頷いていたかと思いきや、
「うちってワーキングプアーじゃぁ〜ん!わしゃしゃしゃしゃ〜っ!」
とまるで他人事のように笑う。
さらに、何かひらめいたらしい夫がスクリと立ち上がると、
不意にお尻を突き出し、
「ワーキングぷぅ〜」と一声、おなら一発、屁ぇこいた〜
ひゃっひゃっひゃぁ〜! さらに声をあげ、妙によろこぶ妻…
ふっ… なんだかんだ言って、私たちはお似合いのアホ夫妻だ。
はぁ〜 笑ってる場合じゃぁないんですがぁ〜
でもね… 苦しいときほど、人の心には笑いが必要なのであります。
お金はなくとも、笑いのある日々を送りたいものです…
いやぁ〜、でもしかし、ホント、笑ってる場合じゃぁないのだよ、アナタ…
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